宮崎駿その４

その後はルパンを作ります。最初にルパンが登場したのは昭和４６年。宮崎氏は東映動画に所属しており、ルパンとは関係なかったようです。当時は「どうぶつ宝島」という映画を作っていましたが「ウルトラマン」に押されヒットせずこのまま東映動画にいても仕方ないということで東京ムービーの中の「Ａプロ」にいきます。大塚氏はすでに少し前に移籍しており、つづいて宮崎氏と高畑氏、小田部氏が移籍します。大塚氏がちょうどそこ出るパンを作っていてこれは３０％は取れるという予想でしたが、ふたを開けると９％。大人向けの雑誌に描かれていた漫画だし、まだアニメを大人は見ないという状況だったようです。そこでルパンに宮崎氏、高畑氏が起用され、視聴率アップのてこ入れをします。
まずキャラ設定から変えました。最初の頃はぐったりしていたルパンですが、
だんだん一生懸命でやる気まんまんにかわるし、車もベンツからフィアット５００に
という風になります。それで何とか無事に完了したようです。このルパンのキャラクターが今の人たちのルパン観になっています。

続く・・・かも（藁