昭和42年ころは作画監督としてはじめての「アニマル1」の作画に入る。その後は
「どろろ」までをジャガードで過ごした。基本的にジャガードは虫プロの下請けが
多かったようです。44年頃には独立して、先に書いたアタックNO1やガキ大将の
作画をつとめています。こうやって見ると、激しいアクションで今もよくなつかしのアニメで出てくる作品は荒木氏が多いですね。富士見高校女子バレー部の活躍は
荒木氏によるところがあるかもしれません。
そしてちょうどその頃「あしたのジョー」をジャガードで担当する、という話しが
持ち上がります。その作品を描きたいがために荒木氏はジャガードへ舞い戻ります。
そして虫プロからは作画監督として杉野昭夫氏、金山明博氏、ジャガードからは荒木氏が選ばれます。この三人は雑誌「街」以来の仲。お互いの技量もわかってるし
コミニュケーションもばっちり。そんなわけで当然ヒットします。
その後は昭和46年「スタジオZ」というアニメグループを作ります。
翌47年には永井豪「デビルマン」に出会います。デビルマンのリアルさと脇役の漫画チックというアンバランスに苦労したが、これが結果として荒木氏の線の幅を大きく広げます。ココで思うのは自分の好きな線だけを描くという作業も大事ですが、
苦手な作業や苦労の多い作業が結果として後々に役立つのではないかということです。その夏には「バビル二世」を手がけます。これに関してはキャラクター設定まで任されます。学生服に古代の遺跡という作品です。巨人の星、明日のジョー、デビルマンといった劇画かつリアルタッチから、横山光輝のキャラクターまでもこなせる
というのはすごいです。後年アニメの横山光輝「三国志」にも当然参加しています。
さらに今度はスタジオZを離れフリーになるます。そして48年春再び永井豪原作をアニメにします。「キューティーハニー」です。ちょっと話しはそれますがこれもリバイバルされたり、実写に最近なってますね。そういえばバビル2世も。こう考えると、荒木氏の絵が持っている魅力がこれらの作品をよみがえらせたのかもしれません。話は戻りますが、今までは劇画、リアル、暗い話しが多かったのですが
キューティーハニーでは明るく、お色気のある絵もかけるというのを証明してます。その後は「魔女っ子メグちゃん」モ担当してます。そして50年には
荒木プロ設立。ここからが美形キャラどんどんでます。グレンダイザーの大介、ダンガードAのトニーハーケン、女の子キャラは花の子ルンルン(姫野氏が中心)
さらにヤマト、ベルサイユのばら、それから、80年代の美形キャラのひとつである
聖戦士星矢。聖矢で知りました、って人が多いんじゃないでしょうか。
さらに金田一少年、遊戯王という感じです。
こうやって見ると、キャラクターの感じはずっと変わらないんですね。 70年代の頃のキャラクターを見てもそんなに古さは感じない。聖矢だってまたリバイバルしつつある。独特の流れる髪の毛、りりしい眼、それから正面からのアングルなど、
荒木節はずっと変わらない。でもいつの時代も新しさを感じる。そんなキャラクター
を作っている、日本を代表するキャラクターデザイナーではないかと思います。
「どろろ」までをジャガードで過ごした。基本的にジャガードは虫プロの下請けが
多かったようです。44年頃には独立して、先に書いたアタックNO1やガキ大将の
作画をつとめています。こうやって見ると、激しいアクションで今もよくなつかしのアニメで出てくる作品は荒木氏が多いですね。富士見高校女子バレー部の活躍は
荒木氏によるところがあるかもしれません。
そしてちょうどその頃「あしたのジョー」をジャガードで担当する、という話しが
持ち上がります。その作品を描きたいがために荒木氏はジャガードへ舞い戻ります。
そして虫プロからは作画監督として杉野昭夫氏、金山明博氏、ジャガードからは荒木氏が選ばれます。この三人は雑誌「街」以来の仲。お互いの技量もわかってるし
コミニュケーションもばっちり。そんなわけで当然ヒットします。
その後は昭和46年「スタジオZ」というアニメグループを作ります。
翌47年には永井豪「デビルマン」に出会います。デビルマンのリアルさと脇役の漫画チックというアンバランスに苦労したが、これが結果として荒木氏の線の幅を大きく広げます。ココで思うのは自分の好きな線だけを描くという作業も大事ですが、
苦手な作業や苦労の多い作業が結果として後々に役立つのではないかということです。その夏には「バビル二世」を手がけます。これに関してはキャラクター設定まで任されます。学生服に古代の遺跡という作品です。巨人の星、明日のジョー、デビルマンといった劇画かつリアルタッチから、横山光輝のキャラクターまでもこなせる
というのはすごいです。後年アニメの横山光輝「三国志」にも当然参加しています。
さらに今度はスタジオZを離れフリーになるます。そして48年春再び永井豪原作をアニメにします。「キューティーハニー」です。ちょっと話しはそれますがこれもリバイバルされたり、実写に最近なってますね。そういえばバビル2世も。こう考えると、荒木氏の絵が持っている魅力がこれらの作品をよみがえらせたのかもしれません。話は戻りますが、今までは劇画、リアル、暗い話しが多かったのですが
キューティーハニーでは明るく、お色気のある絵もかけるというのを証明してます。その後は「魔女っ子メグちゃん」モ担当してます。そして50年には
荒木プロ設立。ここからが美形キャラどんどんでます。グレンダイザーの大介、ダンガードAのトニーハーケン、女の子キャラは花の子ルンルン(姫野氏が中心)
さらにヤマト、ベルサイユのばら、それから、80年代の美形キャラのひとつである
聖戦士星矢。聖矢で知りました、って人が多いんじゃないでしょうか。
さらに金田一少年、遊戯王という感じです。
こうやって見ると、キャラクターの感じはずっと変わらないんですね。 70年代の頃のキャラクターを見てもそんなに古さは感じない。聖矢だってまたリバイバルしつつある。独特の流れる髪の毛、りりしい眼、それから正面からのアングルなど、
荒木節はずっと変わらない。でもいつの時代も新しさを感じる。そんなキャラクター
を作っている、日本を代表するキャラクターデザイナーではないかと思います。