大日本カルト帝国
いま、とある事情で日本にいて、北は宮城から南は四国九州と、全国をまわっているのだけど、ひさびさの日本に正直恐怖すら感じてるまず、外国人多すぎて街中混乱つぎ、東京や大阪など、都市部は土地狭すぎてまともに人とすれ違うことすらままならないかといって、地方に行けばオラが国とばかりに幅を利かせたがるジジィ対応で忙しい外国人に日本の常識をわからせようなど10年じゃ足りないだろうから、法律なりでルール化すべきところ、日本という島国は同族意識で長くなあなあにやってきたものだから、いまさらルールで縛るというのもややこしいまして、そこそこ金に余裕があった時代ならばそうした齟齬を金の力で埋めていたわけだけど、国民がほぼ平等に貧乏になったいま、金に物を言わせることもできず、海外から訪れる、前提として常識を共有しない輩に死肉をつつかれてる状態なわけだこうした話は以前からも耳にすることはあったものの、今回の訪日では、そのことをより実感して悲しい気持ちになったのだったあくまで私見だが、日本国内にいる日本人は国民総鬱状態であり、すいません、すいません、と呟きながら他人と目を合わせずにやり過ごすか、もしくは極端に交戦的な反抗期中坊みたいな内弁慶ヤンキー風情かのどちらかに二極化していると感じざるをえなかった内弁慶ヤンキーは単純にダサいし、鬱国民は見てるだけでツラい押し付けられるサービス精神や、強迫観念に基づくおもてなし精神、到底自発的とは言えない真心など、古き良きとされていた日本文化と、困窮と外国からの侵略という現状に晒されて、この状態を表す表現としては、悲惨以外に思い浮かばないこれが今回、僕が日本国籍を「捨てて」はじめて外国人として日本を訪れた感想であるもちろん、日本にもよいところはたくさんある(に違いない)そりゃ、誰にだってどこにだって良いところの一つやふたつはあるに違いないどんな悪人だって、どんなに退屈な人間にだって、優しい一面や剽軽な一面の一つや二つはあるはずだ国でも同じで、たとえばガザにだって人と人との優しいつながりはあるだろうし、ロシア人にも親切な人はたくさんいるはずだし、騒がしくない中国人だっているはずだし、つまり、どんな人、物、国、環境、出来事、なんでもその性質は一面的なのではなく、多様な顔を持っているはずだだから、今回の日本訪問に際して、僕が見ているのはこの国の一面にすぎないはずなのだけれど、そうしたことを総合してもなお、あまりに悲惨であると言わざるをえない僕が若かった頃は、先輩のおごりで飲みに連れていってもらってめっちゃ楽しかったし、そして支払いのおきに先輩の前で財布でも出そう物なら、俺に恥かかせる気かっ?!とキレられたものだ店員だっていまほど極端に気を遣った裏声を接客で使ってなかったし、飯ももう少し美味かった気がするそんなわけで、「日本人」の二極化を強く感じた今回の滞在で、それはつまり、鬱で極端に内向的な日本人と、不満を爆発させようにもくすぶっているマイルドヤンキーとの二極化なのだだから、僕は16年前に日本を出たのだけれど、こんな日本の現状にあっても、やっぱ日本が好きだから、地元の友だちが好きだから、と言い訳して広い外の世界を見ようとしない国民を量産しているこの国は、もはやカルトとしか言いようがない