今更ながら気付くこと…
さくらからの連絡が途絶えてから、もうすぐ1ヶ月…鳴らなくなった携帯が寂しくて、機種変更なんてしてみたものの、扱いが慣れず、返って執筆活動が滞ってしまいました…
けれど、色々足掻きながらも、やっと穏やかな気持ちを取り戻しつつある今日この頃。
婚外の出会いに於いて、儚い『愛』の言葉を交わすことよりも、相手を思い遣る気持ちを一番に考えていたつもりが、自己満足に溺れていただけであったことに、今更ながら気付かされています…
思い返せば、これまでの様々な別れの裏側には、『なんで自分ばかり…』という気持ちに取り憑かれていた自分が居たような気がする…
相手には、経済的な負担や時間的な負担を掛けたくない…そんな彼の気持ちを気に掛けてくれるぐらいなら、愛情を持って返してくれればそれで良い…と、そんな風に考えていたつもりでした。
けれど、それを当たり前のように振る舞われ、次第に気遣いも薄れて行く様子に、相手の中の自身の存在意義を疑い始める…
そんな関係を望むなら、恋愛関係であることに拘らないで欲しかった…返せる愛情がないのなら、最初から求めて欲しくなかった…
…そんな思いに駆られ、彼自ら引き金を引いたこともありました。
けれど、思い遣りを忘れて行ったのは彼自身。『…してあげたい』気持ちが『…しなきゃいけない』へと変わり、『…してあげてるのに』へと変わって行った彼の行動は、既に思い遣る気持ちを無くしていたように思います…
『Ukのこと想うからこそ、会える時間作ってるやん…』
…メールが減りつつ在ることばかりに捉われ、彼女の気持ちを疑い始めていた彼は、彼女のそんな言葉に対して、自分はこれだけしてるのに…という反発心しか生まれてきませんでした…
思い遣りは、確かに大切なこと…けれどそれ以上に『信じること』はもっと大切なこと。『信じること』こそ思い遣りなのかも知れない…
自分に自信が無い彼にとっての『優しさ』は、相手を思い遣る気持ちから生まれるのではなく、単に相手の気持ちを繋ぎ留めておく為の手段…見返りが無ければ優しく居続けられないなんて、思い遣りでも何でもない…
…そんな男に、大切な人を幸せにすることなんて出来ません。
『生涯最後の恋愛』と決めて始まった彼女との関係…彼が望んだ通り、もう2度とこんな思いはしたくない…と思えるほどに、気持ちは全う出来たつもりでいたけれど、どうせなら、彼女を嫌いになれるぐらいに、その想いを貫き通したかった…
彼女を忘れることが出来ないなら、その想いを抱き続けることで、『生涯最後の恋愛』にしたいと思う…
求メルコト、捧ゲルコト ③
『私はいつも、安心して満たされてるのに、どうしてUkは独りで寂しがってるの?…Ukにも、もっと強く居て欲しい…』
…彼が寂しさや切なさを口にする度、彼女から返って来る言葉は、いつもそうでした。
彼女にはいつも心穏やかに、安心していて欲しい…そう願う気持ちは、いつだって変わりません。そう願うからこそ、返事が減りつつあろうと、彼はメールを欠かさない…いつも脚を運ぶのが自分だけであっても、都合を付けては会いに行く…
これまでの経験を通して、彼は何度も『在ったものが無くなって行く寂しさ』を味わいました。
そんな思いを、大切な人に味わわせたくないから…
前彼との関係で覚えた寂しさを、再び感じさせたくなかったから…
彼は、自身も認める『ネガティブ恋愛男』…自分に自信がなく、優しくすることでしか、大切な人の気持ちを繋ぎ留める方法を知らない…
優しくするのは、必要とされなくなるのが怖いから…
自分に対する自信の無さは、言い変えれば、相手の気持ちを疑うことと同じ…
寂しい思いをさせてしまうと、きっと彼女の気持ちは離れて行く…そう思えて、満たし続けることに努めた結果、逆に飽きられてしまったという不安に陥る…
…結局、全ては彼の気持ちの問題なのに、彼自身にも、その感情をコントロールすることが出来ないのです…
…次第に減って行く彼女からのメールや、会いに行っても大して喜ばれないことに寂しさを覚える彼…その思いを彼女に伝えてみたものの、『どうして?』と突き放されたような気がして、彼は言葉をつぐみました…
彼女の言う『強く居ること』とは何なのか…いつでも心満たされ、安心して相手の気持ちを信じていること?
…そんなの、相手が満たしてくれる人であれば、誰だって強く居られると思う…
相手に切ない思いをさせていても、自分の心が満たされていることを強さと言うならば、そんな強さなんて僕には要らない…
相手を不安にさせないこと…
相手を寂しがらせないこと…
相手の幸せを、心から願うこと…
決してそれを果たせているとは言えないけれど、彼女に対して、自分はそう在りたい…
…互いの思いを理解し合えないまま、1年2ヶ月の関係が終わりました。
生涯最後と決めて始まった彼女との恋愛…沢山の幸せに満たされ、また沢山の切ない想いに苦しみました。
もう2度と、恋愛なんてしたくなくなる程に、彼女とトコトン向き合えた気がします…
最後の恋愛の相手が、彼女で良かった…
けれど…
求メルコト、捧ゲルコト ②
『私は、2番手以降の人なんて要らない…ひとりの人としか向き合えない』
『前の彼氏は、会えばセックス…普段のメールなんて殆どなかったから…』
『私がUkを想う気持ちより、少しだけ強く、私を想ってくれていれば、私はいつまでもUkの側に居るよ…』
出会った当時の彼女の言葉や気持ちが、恋愛に冷やかだった彼の心を、温かく解かして行きました。
出会った当時の彼女の言葉に、いつも彼女を満たしていたいと望んだ彼は、彼女が欲しがる前にメールを送り、彼女が恋しがる前に会いに行き…彼女がいつでも安心して居られるように、出来る範囲で努めました。
…特別な感情を持って繋がる関係には、きっとまた、切ない結末が待っているはず…
いずれ色褪せて行く儚い愛情より、強い絆で結ばれる友情のほうが、きっといつまでも、彼女と一緒に居られるはず…
…葛藤の中、彼が決意したのは『生涯最後の恋愛』…彼女の気持ちに応えたい気持ちと、彼女を恋しいと想う気持ちに抗うことは出来ませんでした…
もう2度と、恋愛なんてしたくなくなるまで、とことん向き合ってみよう…
それまで、不貞な出会いを繰り返して来たその男を知る彼女に、余計な心配を掛けまいと、『おはよう』や『お疲れさま』、『おやすみ』のメールを欠かさず送る彼…
平日の仕事の合間を縫って、彼女の終業に合わせて迎えに行く彼…
それらを負担に思うことはなく、自分がいつも側に居ることを、言葉ではない誠意で示して居たかった…
そんな彼の気持ちを喜び、安心してくれる彼女もまた、その思いをメールで返してくれました。
メールに綴られる言葉がどうであれ、返事を返してくれることこそが、彼女の気持ちを表していると思えました…
返って来る安心感が、2人の繋がりに思えていました…
…けれど、そんな初々しい状態も、長くは続かないもの…それは、想いが冷めてくるのではなく、互いの信頼感や安心感から、求めるだけの『恋』から、支え合う『愛』へと成熟して行く結果なのかも知れない…
互いの想いが成熟して行くタイミングが、ほぼ同じであったなら、その変化を『温度差』と捉えずに済んだかも知れません…
けれど、ネガティブ恋愛男にとって、彼女のそういった変化は、次第に自分だけの片想いとなって行くような、そんな寂しさに感じられていました…
成熟して行く彼女の想いに付いて行けず、置いてきぼりになった彼の『想いの器』
は、どんどん渇いて行きました…
