(サンケイスポーツ)

覚せい剤取締法違反(所持)で別々に逮捕された女優で歌手の酒井法子容疑者(38)と高相祐一容疑者(41)夫妻が、半年前に別居後も互いに行き来して覚せい剤を吸引していたとみられることが13日、分かった。高相容疑者が住んでいたとされる千葉県の別荘から、覚せい剤が発見されたことも判明。愛が壊れ、絆は“薬”だけに…。仮面夫婦の新たな一面がまた、明るみに出た。

妻が住んでいた東京・南青山の自宅。夫が住んでいたとみられる千葉・勝浦市の別荘。

直線距離約80キロ、車なら約120キロという2つの場所を、時には行き来した2人。
そんな別居夫婦をつないだ絆は、愛ではなく、10歳の一人息子でもなく、覚せい剤だった…。


高相容疑者が13日までの警視庁の調べに対し、「半年前に(酒井容疑者と)別居した後も、妻の自宅で数回、2人で覚せい剤をやった。自分が作って吸った」などと新たに供述していることが判明。1998年に結婚した2人だが、結婚生活が破たんした後も一緒に覚せい剤に手を染めていたことが改めて確認された格好だ。

酒井容疑者については、南青山の自宅マンションから0.008グラムと微量の覚せい剤が見つかっているほか、覚せい剤を吸うためのストロー42本も発見された。

自宅を覚せい剤の拠点にしていた可能性が強い一方で、この日、もう一つの拠点の可能性がある場所が発覚した。
5年ほど前から夫妻が借りた千葉県勝浦市内の別荘から、覚せい剤が見つかったのだ。

また、一部報道では、高相容疑者が、この別荘で「(覚せい剤を)自分で作っていた」と供述したという。

いずれにせよ、覚せい剤が別居後も、夫妻で共有されていた可能性が浮上した形。覚せい剤の吸引を始めた時期と回数について、酒井容疑者はこれまで「吸い方は夫に教わり、去年の夏から数回吸った」と供述。

一方の高相容疑者は「数年前から夫婦で数回どころじゃないほど吸った」と供述し、食い違いを見せているが、覚せい剤が『夫婦の絆』をつなぎとめていたことだけは間違いなさそうだ。