魅力的だということを受け入れてはいけない! | ファッションをわかりやすく説明するスタイリスト土居コウタロウ ブログ大阪梅田東京新宿

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ショッピング同行アドバイスと、おしゃれを磨くセミナーを提供しています
おしゃれや服装を「感性」や「センス」ではなく「わかりやすく理論的に」伝えています。

今日のFBCグループワークで

ファッションや外見のお話しになりました。


みんなに潜むポイントなので

ご紹介します。


「おしゃれになりたい」

「外見が素敵になりたい」

「垢抜けたい」

「都会的になりたい」


と誰もが思いますが、

本当にそうなると

恐怖のスイッチが入ります。


最初は気付かず、

魅力が出始めても気付かない、

もう少し先にある恐怖スイッチ。


たどり着くのは周りからの

反応が出始めた後です。



今日のFBCでは

そのスイッチまで

たどり着きました。



ーーー


「すでに魅力的だと思いますよ」

とご本人に告げるタイミングがありました。


その時に


「それを受け取ってはいけない気がします」

と話し始めました。


「なぜですか?」


「わからないですが、

なぜか受け入れてはいけない気がします。」


最初の相談は

「おしゃれになりたい」

「素敵になりたい」

「魅力的な自分になりたい」

と望んで始まったワークで


「受け入れてはいけない気がします。」


というのは矛盾していますよね。


周りからしたら「なぜ?」となりますし

本人も話しながら頭でわかっています。


でも心の反応として


「受け入れてはいけない気がします。」


と、拒否してしまうわけです。


ーー


実際に会社や外に

おしゃれをして行って

褒められたりすると

恥ずかしくなってしまい

すぐに着替えたくなる。


次回から絶対にその服を

着て行かない。


このような流れになることが

よく起こります。


あなたにもそんな体験ありませんか?


ーー


この

「最初はおしゃれになりたかったのに

実際にそう認められ始めると

恐怖が出てきて元に戻る心理作用」

を、


ラスボス


と呼んでいます。


ラスト = 最後の

ボス = 強敵


です。


このラスボスは、

なかなか顔を出さないので

出てくるとすごく

気持ちの悪い感覚になります。


自分にとっては

恐ろしい感覚や記憶なので

見たくなくて蓋をします。


進んでいた道を止め、

急いで元に戻ります。


進んでいたことさえも

無かったことにしようとします。


ーーー


このラスボスにたどり着けると

怖いですが直視できます。


本当はそこまで見つめたいのです。


直視して見つめると

そのラスボスは

具体的な何か

に変身します。


(いえ、元々の姿が見つかります)



そこまでがんばりたいのです。


直視が出来ると

ラスボスさんは

実は仲良しになることができます。


ラスボスと仲良くできると

あなたのパワーや

エネルギーや

集中力や

雄大さや

賢明さが

戻ってくるのです。



ーー



今日のワークで

ラスボスが出た時に

お伝えしたことがあります。



おしゃれをしてラスボスが

出てくることがわかりました。


そのラスボスに直面してほしいので、

そのためにおしゃれをして

会社などに行ってもらえますか?


という宿題です。


おしゃれをして

理想だった自分になります、

ということを目指すのでなく、


自分が恐る

出てほしく無い感覚や

その体験を突き止める為に


そのためにおしゃれをして

人前に出てもらえますか?


という宿題です。



不思議な宿題です。



本来ファッションアドバイザーとしては

「あなたの魅力が出るからこれを着て」

とか

「これでおしゃれになるからこれを着て」

と言うわけですが、



今回のおしゃれをする目的は

「周りに褒められて話題になり

 居ても立っても居られないように

 なることを目指してやってください」

という目的です。


その時に着る服は

どちらのパターンでも、

「おしゃれな服」や

「似合う服」や

「センスの良い服」や

「都会的になる服」や

「魅力が出る服」です。


ファッションアドバイザーが

素敵になるための提案する服と、


苦しい気持ちになってしまう

ラスボスを探すための服は、

同じような素敵な服なんです。



この意味はわかりますか?


ファッションアドバイザーは、

実は謀らずとも人を

恐怖の崖っぷちに

追いやることになる

可能性を秘めているのです。


もしあなたが

ファッションアドバイスを受けて

無理に魅力的にされて、

地獄のような苦しみを感じたならば


それはファッションアドバイスの

その奥に眠っていた

恐怖のラスボスに

たどりついてしまったからかもしれません。


だからおしゃれになるのは難しいのです。


だから外見的に素敵になるのは難しいのです。


だから輝いて生きるようになるのは難しいのです。



このことの1番の出口は

「ラスボスを直視すること」

です。


自分にはなにかの強敵が眠っていて

それを見つけて見つめることができるのが

ゴールだということです。


FBCは心理的なグループワークなので、

そのことを早送りで進めることができます。


良ければどうぞ。


次回は単発開催。


テーマは「ファッションと生き方」


まさに今日ご紹介した内容です。



詳細りんくはこちらです↓