出来るだけ手作りのおせちです。
11品を手作りし、19品を3段のお重に詰めました。
「タイの尾頭付き」と「錦卵」は断念しました。
何処からか「お重ごと」求めない限りおせち全部揃えるのは難しいですね。
昔は人手が充分に有ったので出来たのかもしれませんが。
今は食の好みも変わり、全てのおせち料理が好まれるとも限りませんので、
幾つか手作りし、好みの品を市販で補う程度が良いのかもしれません。
お正月らしい「華やかさ」と、「暫しの炊事からの解放」が大事なのでしょう。
でも今回は出来る限り、本来のおせちを用意してみました。
先ずは「おせちのお重の豆知識」です。
お重は5段重の場合
〇祝い肴
年始の挨拶と共にお屠蘇を傾ける為の「お皿」で、軽い酒のつまみが乗ります。
〇初の重(一の重)
お正月らしく華やかなお重です。彩重視のお料理を詰めます
〇二の重
海の幸のお重です。焼き物が中心になります。
焼いた肉類やフライ物を入れる場合も、二の重を使います。
〇三の重
山の幸のお重です。煮物が多くなります。
〇四の重
日持ちの良い物のお重です。酢の物が中心になります。
〇五の重
福をいただくお重です。要は空です、予備にお使いください。
神様から福をいただくための空箱と言う意味だそうです。
その他に3段重、4段重で用意する場合もあります。
4段重は空の「五の重」が無いだけです。
3段重では「四の重」に入れる酢の物を二の重に入れてしまいます。
今回はこの3段重に詰めました。
✿祝い肴は田作り・数の子・黒豆の三種類✿
今回は、基本とされている「田作り」「数の子」「黒豆」の三種類を入れましたが、
全て市販の物です。「田作り」「黒豆」は次回頑張ろうと思います。
今回は「紅白かまぼこ」「伊達巻」「栗きんとん」「昆布巻き」「お多福豆」
「キンカン」を詰めました。
錦卵も入れたかったのですが、用意が出来ませんでした。
少しずつ詰めていくのがポイントです。
「かまぼこ」「栗きんとん」「昆布巻き」「お多福豆」が市販です。
「伊達巻」は今回最大のチャレンジメニューになりました。
甘味を抑えた「伊達巻」は手作りならではの美味しさでした。
ぜひお試しあれです。
「昆布巻き」「お多福豆」は次回のお楽しみです。
✿二の重の中身✿
今回はブリの照り焼き、海老の焼き物、紅白なます、菊花かぶを入れました。
さすがにタイの尾頭付きはお重に入らないので外しました。
このお重は全て手作りです。
✿三の重の中身✿
今回は酢レンコン、里芋の煮物、筑前煮、手綱こんにゃく、クワイの煮物、たたきごぼうを入れました。
このお重も全て手作りです。
煮物は全部一緒に煮ても良いのですが、味のバリエーションを付けるために、個々に煮ました。
こんな感じの出来です。
お重の詰め方には地域によって違いがあるため、基本の方法を踏まえた上で、
家族や近所の人に聞いてみると良いでしょう。
ちなみに、料理は定期的に試食会を開いて感想を聞いていますので
これからは、参考までに試食会での感想もご紹介しようと思います。