CPP勉強会 | fukudaのブログ

fukudaのブログ

徒然なるままに日々の出来事を綴っています

古典的論文を読む勉強会CPP。前回まではプラークが付着すると歯肉炎、炎症が起こる。ことを論文でみていきました。今回は歯肉炎から歯周炎に移行するのは何が要因なのかと、いう論文です。実は歯肉炎から歯周炎に移行するメカニズムは解っていないのです。特異な細菌がいるからだとか、患者さんの抵抗力だとか、その他生活環境、ストレス、食餌、などなど、多因子な訳なのです。このようにリスクに浸っている患者さんでも歯周病が発症しないかたもおられるのです。ここは、まだ永遠の研究テーマですね。さて、細菌学者が唱えたバースト説。歯周病の進行はあるときにドバーと進んで、後は安定する。その繰り返しだ、とする説です。その後の研究では、進行する部位はあるのだが、数が少ない、とかバースト説を否定する考えかたもあるのです。論文って歯周病の歴史の勉強のようなのです。

 

     fukuda tomoki