2008年10月30日

 

遂にこの日がやってきた。
空港へ向かう車の窓からぼんやり外を見ていると、寂しさが募る。
トライシクルやジプニーがもう見られなくなる。
車が斜めに走るエキサイティングな道路もこれが最後。


大類さん、そのご家族・ご親戚、中山さん、生徒たち、
バーのみんな、マリオとオリバー、通りの人たち。

そしてビリー。まだ希望があるー。

 

みんなのことが思い出された。

ニノイ・アキノ国際空港に到着—。

会ってお別れが出来なかった人もいて、残念で仕方なかった。
会えなかった人にはテキストでお別れをした。
 

またいつか、会おう!

2008年10月28日

 

大類さんに鍋と焼き肉が同時に食べられる食べ放題のレストランに

連れて行ってもらった。僕と後任の先生の送歓迎会だ。

久しぶりに食べる焼き肉と鍋はとてもおいしく、腹一杯食べた。
新鮮な肉、魚介、フルーツが盛りだくさん。

大類さんはこの一年の僕の変わりぶりについて話した。
来た頃は真面目くさって遊びを知らない若者だったが、今は服装も変わり、

遊びも覚え、ようやくちょうどよくなった感じがするとのこと。

日本語をフィリピン人に教えてきたが、生徒から教えてもらったことの方が
ずっと多いんじゃないかと言われた。その通りだ。

今までの価値観がグラグラ揺らされた。
当たり前のことが当たり前ではなく、その逆もある。
フィリピンを知ることで日本を知ることができた。
外から見る日本はやはり違った。

最近、手でご飯を食べる。

1年近くフィリピンにいながら、手で食事をすることはなかった。

拒否をしていたわけではないが、どうも手で食べることを好まなかったのだ。

ある日、子供たちが手で食べてみて、というのでやってみた。
手で触ることの気持ちよさ、口に運んで食べるシンプルさ、
なんとも気持ちがよく、爽快、おもしろい。おいしさも増す。

原始的で品がない、なんて思うかもしれないが手で食べるにも品がある。

手にとって親指を滑らせて口に入れるのだ。
オリバーは手で上手にカレーを食べる。

2008年10月23日

 

ウクライナ人とマンツーマンで授業をすることになった。

今は中国に留学している大学生だ。

ビザの関係で中国から一時出なければならず、

渡航費が安いフィリピンに来たとのこと。

中国に戻り1ヶ月後にウクライナに帰国、卒業試験を受けるそうだ。
忘れていた日本語を復習したいとのこと。

かなり日本語が話せるので、毎回テーマを決めてフリートークをした。
中国とウクライナのことをいろいろ聞く事ができて楽しかった。
その生徒はブラディミールという。

ブラディミールはいろいろ話してくれた。

フィリピンでは犬を食べる人がいるが、中国でも犬を食べるそうだ。
ブラディミールは犬料理に直面し、食べられなかったそうだ。
中国の女性はきれいな人がいるが、あまり礼儀教育がされていないらしい。
食べる時に音を立てたり、女性らしく座らなかったり、化粧をしなかったり。
フィリピーナの方がきれいだと言っていた。

中国でフォレストガンプを見たが、トムハンクスが中国人と卓球をして勝つ

シーンがカットされていたらしい。

ところどころ助詞の間違いを正したり、新しい言葉を教えながら、
ブラディミールからは中国とウクライナの話、僕からはフィリピンと日本の話をし、

とても楽しい時間を過ごした。

この一年間、僕は経済的に見れば赤字で(積極的に遊びに出かけたせい)、

日本のビジネスマンと比べれば緊張が極度に低い環境にいる。


外国に行って異文化を体験するのはとても刺激的だけど、

日本語教師をこれからも貫く覚悟は、やはりないー。

 

ビネネスの環境に身を置き、自己研鑽することもまた必要だろう。

今はフィリピンに留学しているようなものだ。