今日は、話す英語が伝わらない…と悩んでいる方へのメッセージ的なコラムです。
「聞き取ってもらえない」という問題の多くは、英語ネイティブは自国の英語しか馴染みがないため、日本人の英語を聞き取る能力がないため、とも言えます。
正確には、日本人に限らず、外国人の話す英語についても、同じように聞き取れない、と言えます。
中国語圏、スペイン語圏、ドイツ語圏、フランス語圏など、いろいろな母国語を話す人が英語を話しますが、それぞれの母国語を感じさせるようなクセや特徴があります。
インドは英語圏のはずですが…英国や米国の人も含めて、異口同音に聞き取るのが難しい…と言っています。← 私も同感です。ただ、インド国内ではそれが普通です。
また、イギリス人は結構プライドが高いためか、英語はイギリスのもの、という信念を持っている人も多いので、アメリカ人の英語を快く思っていないことが多々あります。
一方、アメリカ人には、アメリカの英語こそが世界標準と信じている人も多いのです。
ですが、イギリスにしてもアメリカにしても国内でいろいろな方言があり、「あの地方の方言は…」と語ることも多いのです。
今や英語は国際的なもので、英語はあくまでもコミュニケーションをとる手段の一つです。
私たち日本人は、英語を勉強しています。機会の多い少ないはありますが、少なくとも中学校からずいぶん時間をかけています。
私はずっと英語は苦手な教科だったので、習得に苦労した経験から、少しでも遠回りしないで習得できるコツをお伝えできれば…と思ってブログに綴っています。
ある英語教材の広告に、こんなことが書いてありました。
「日本人の99%は他人を避けますし、知らない人とは気楽に会話ができません。だから。欧米人からすると、日本人は十分「対人恐怖症」なのです。そして、この「対人恐怖症」、メンタルブロックを克服しないかぎり、知らない人に話しかけることができないのです。」
でもね…。
例えばイギリス人だって、学校で外国語として、ドイツ語だったりフランス語だったりを何年も習っているんですよ。
で、ほとんどのイギリス人は英語しか話せない。
積極的に話すことは大事ですが、日本人特有の間合いは、気遣いの表れという武器であり、障壁ではありません。
私の仕事仲間の英語ネイティブには、「英語を話す国でラッキーだった。」という人たちがいますが、これは当たらずとも遠からずです。
そんなわけで、地道な努力は必要なのですが、伝わらなかったとしても、繰り返して慣れることによって、英語で聞き取って、英語で考えて、そのまま英語で話せる時が来ますので、あきらめないでくださいね。
ふと気づいたら、この変化が自分のものになっているのです。
このブログが、そのお手伝いになれば、とても嬉しいです。