物語を持つインテリア | anetaka-blog

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LIVING GALLERY 姉小路高倉-ANETAKA-発信のブログ。
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anetaka-blog-パルジジャブラ手刺繍額


こんにちは。
5月もあと僅か。2009年も、もう折り返し間近ですね。
何だか焦ってしまうのは、私だけでしょうか!?

さて、少し商品の紹介を・・・。
とっても素敵なインテリア装飾額が完成しました。
19世紀中期の手刺繍布を額装しました。
『パルジジャブラ』とは、インドの言語で
【パルジ=ペルシャ】
【ジャブラ=ブラウス】を意味します。
当時インドからペルシャ(現イラン)への輸出用に作られた、
ブラウスの古裂を額装にしたものです。

anetaka-blog-パルジジャブラ手刺繍額2
インド パルジジャブラ手刺繍布額 19世紀中期

anetaka-blog-パルジジャブラ手刺繍額1

anetaka-blog-パルジジャブラ手刺繍額3

手刺繍かと目を疑うほどの細かな仕事がされています。
インドの染織品は、絞り、染め、刺繍、織り、刺子、など
他国の染織の起源を遡るとインドに辿り着くというほど、
技術、技法にも歴史があります。
ざっくりとした大らかな図案や仕事のものが多い中、
輸出用や、王族などの位の高い人々のものには、
繊細な素晴らしい手仕事のものが多くあります。

anetaka-blog-モン族刺繍額2
タイ モン族刺繍布額 20世紀中期

anetaka-blog-モン族刺繍額1

そして、タイ モン族の刺繍布を、ちょっとモダンに
シルバー色のフレームに合わせて額装しました。
山岳少数民族・モン族は、中国の南の地方をルーツ
とし、中国では雲南省のミャオ族と呼ばれているのが
もともとは同一民族でした。
モン族の民族衣装に、このような幾何学文様の刺繍や
アップリケなどを施し、ジャケットやスカートなどに
縫い付けられています。

ANETAKA では、額装するものに合わせ、
仕様を考え、縁を選び、サイズを決めます。
染織品だけではなく、道具や、ガラス瓶、装身具など、
様々なのもを額装してきました。
額に納めることによりインテリアとなり、
希少なものであれば、保存の事も考えると
良い方法だと考えます。
絵画にも、作者がいて、どの様な思いで描かれたとか、
いつ描かれたのだとか、ストーリーがあるのと同じく
これらにも、それぞれに物語があり、時間と共に
また深まってゆくものだと思います。