2月26日(木)~3月10日(火)
先日より、このブログで告知しております
先コロンビアの遺物展 ~用の美 Sitsurae ~
この度の企画は、花師 岸勝人氏との
この度の企画は、花師 岸勝人氏との
コラボレーション企画で、プレコロンビアの土器に
花を生け、インテリアとしての“しつらえ”をします。
先ず、この展示会で鑑賞していただきたい点
一つめは、南アメリカ コロンビア共和国
プレ・コロンビア期(A.D.900~1540)の土器の数々です。
幾何学文様で彩色された人物象型、動物象形の壺、
柄付双注口壺、浅鉢、褐色の小壺など、古代文明の
遺物をずらりと展示致します。
一般的に広く知られているのが、南米ペルーの
プレ・インカ期の遺物かと思います。
(インカ帝国期以前を通常プレ・インカ期と呼びます)
インカ帝国を中心とした中央アンデス地帯の文明は
インカ文明として知られ、中でもナスカ文化期の土器は
構図や彩色も美しく、今までに多く催しも開かれてきています。
しかし、中米のマヤ文明、南米のアンデス文明の2つの
古代文明に挟まれた中間文化領域コロンビアに
焦点をあてた企画展はあまりありません。
近隣国であるペルーやエクアドルの影響が顕著に
見られますが、それら土器から当時の風習を
見ることができます。
プレ・コロンビア期 独特の素朴な彩色。
人物や動物を模った造形。
時代を経ても尚、カタチとして残り秘めた輝きを放つ
瞠目の美を是非ご鑑賞下さい。
