シンメトリーからアシンメトリーへ

時というのは過ぎてみると、あっ！という間で、

お陰様でＡＮＥＴＡＫＡもＯＰＥＮから５年が経ちました。

これも偏に皆様のご愛顧のお陰だと、

しみじみと感じます。

ありがとうございます！！

そして只今開催中の５周年記念企画展

『　Ｓｑｕｉｎｔ　* ｅｙｅ *　』

毎年３月に開催していますステンドグラスアーティスト

ＢＢ ＤＥＳＩＧＮ ＷＯＲＫＳ さんの個展です。

ＢＢ ＤＥＳＩＧＮ ＷＯＲＫＳ さんは当店のＯＰＥＮ当初より

お付き合いのある作家で、いつも店内を美しく彩り、

灯りを灯してくれ、この５年間でたくさんの素晴らしい

作品が生まれています。簡単になりますが、

この５年間の創作の流れをご紹介したいと思います。

２００３年モデル

ＡＮＥＴＡＫＡの定番ライン。店頭の軒下にも吊り下げ

道行く人を誘い込んでくれています。またこの定番ラインから

変形モデルも生まれています。

この市松模様のデザインもペンダント式とスタンド式とあります。

『和』の空間に配すと、なんだか懐かしい和風の照明に見え、

『洋』の空間に配すと、モダンに見え、また馴染みます。

ＡＮＥＴＡＫＡで、とても人気のラインです。

デザイナーはこれらの照明をＡＮＥＴＡＫＡイメージでデザインして

下さっています。京町家の空間にとっても合います。

２００４年モデル

『椿』の花をモチーフとしたランプです。

とってもシンプルなデザインでキラリと光る上品さがあります。

この形はペンダント式のランプのみなのですが、以前お客様より

ご要望があり、プラケット式（壁掛け）の別注制作もしています。


２００５年モデル

『菊』の花をモチーフとしたランプです。

このシリーズは、ペンダント式、スタンド式、ブラケット式とがあり、

室内をトータル的に彩れる照明コーディネイトできます。

２００５年 夏モデル

この照明はベトナムフレンチレストラン ＸＵＡＮ さんとの共同企画で

生まれました。ベトナムの国花が『蓮』という事で、蓮の花をモチーフ

に作られました。花が少し開いた情景をイメージしています。

ガラスとガラスを点で繋ぎ合わせた、製作技術も非常に高い照明です。

投影がもの凄く綺麗で幻想的です。

２００６年モデル

２００６年はパネルを中心に手掛けられました。

『日本の美』をイメージしたこのミラー（鏡）パネルは、一つ一つの

小さなガラスのチップを緻密に繋ぎ合わされており、見る人を

驚かせています。デザイン性と共に製作技術の高さが見られます。

複雑緻密な作品を手掛ける中、このようなもの凄くシンプルな

作品も生まれています。余計な線を省いたような、もの凄くシンプル

なデザインでありながらとても印象的に眼を引きます。

ＢＢ ＤＥＳＩＧＮ ＷＯＲＫＳさんは、毎年ステンドグラス美術展に応募し

入選されています。この『行灯』も同年入選。

そしてこの『欄間 笹雲龍』にて奨励賞を受賞されました。

立体的に浮かび上がった空を舞う龍が素晴らしい！

三角のこのランプも、とても人気があります。ヨーロッパの

気泡の入った手吹ガラスが、ガラスの味わいを伝えてくれます。

ダイニングテーブルの上やカウンターになど使用される方が多いです。

作家は常に光の漏れ方を意識して製作をしています。

電気の仕込みも考え込まれています。新しいランプが届き

点灯する度に、光の広がりの幻想的な美しさに感激します。

当店の企画で『南仏プロヴァンス』をテーマとした企画の際に

プロヴァンスをイメージして照明を製作して頂きました。

ドアパネルと同様のケームで組まれた照明で、家具には負けない

重厚感たっぷりの照明です。

毎年クリスマスシーズンに灯り展を開催しています。

同年の灯り展にはキャンドルをテーマとし、キャンドルベースを沢山

作って頂きました。そして上の写真は『蝙蝠』をモチーフとしていて、灯りの

廻りに蝙蝠が舞っているようなユニークな照明です。


２００７年モデル

『エランヴィタール 生命の躍動』というタイトルの作品です。

デザイナー自身が、ある著書から感銘を受け生まれた作品です。

このエランヴィタールは、今までのシリーズとは違い、デザイナー自身

の手で想いの躍動のまま作り上げられています。

なにか眼に見えないパワーを感じます。

今までのデザインから変形して生まれたシリーズです。ひとつの

デザインから、これ程に広がりが生まれることに、とても関心します。

もちろん照明やパネル以外にも、このような小物類も沢山生まれています。

２００８年モデル

２００８年の新作『Ｓｑｕｉｎｔ eye』シリーズ

『自然の美』を表現したいという想いから、今までのシンメトリー（左右対称）な

作品から、自分にしか表現できないアシンメトリー（左右非対称）な

作品を作りたい、という想いの込められた作品です。

確かに、自然が生み出す形ほど美しいものは無いと感じます。

定番であった市松模様のランプですが、今回のテーマを元に

デザイナー自身が、その“時”のインスピレーションでガラス選びから

色の配置をした一点もののシリーズです。

四面とも違う配色で、意図されていな感性がこもった照明です。

今回紹介した作品以外にも沢山あるのですが、

今回は代表的なモデルを紹介させて頂きました。

ＢＢ ＤＥＳＩＧＮ ＷＯＲＫＳ さんのように、日々進化のある

お店であり続けたいとＡＮＥＴＡＫＡも感じでおります。

５年といえども、まだまだ新しいお店。

この節目にまた気持ちは原点に戻り、手作りのものの

良さ、を皆さんに伝えていければと想っております。

これからもどうぞ宜しくお願いします！！

京都アンティークと灯りのお店 姉小路高倉-ANETAKA-

ステンドグラスアーティスト ＢＢ ＤＥＳＩＧＮ ＷＯＲＫＳ

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