ORIGINAL vol.01 | anetaka-blog

anetaka-blog

LIVING GALLERY 姉小路高倉-ANETAKA-発信のブログ。
京町家の小さなギャラリーから日々の出来事や楽しいお話、
イベント情報などをお知らせしています。

ANETAKA ORIGINAL


鉄とローズウッド材を組合わせたキャビネットです。
ANETAKA オリジナルでデザインし、インドで製造しました。
最近の新商品ということではないのですが、これからブログ内で
改めて順々に紹介していきたいと思います。


オリジナル1


12mmの鉄の角材を、叩いてねじって組み上げたフレームに、
ローズウッド材の棚板をセットしたものです。
重厚感を出す為に、太めの角材を使用しているので
はっきりと言って、重いです。
と言っても、女性の私でも持てるぐらいの重さですよ。

棚板に使用しているローズウッドは、マメ科の広葉樹で
東南アジア、特にインドを原産としています。
別名で『 紫檀 したん 』と言うほうが、聞き覚えがあるでしょうか?
色は赤紫色で、黒紫色の縞が入っています。
世界を代表する高級銘木のひとつで、最近では輸入制限
もあって、希少価値も高くなってきています。
特に長尺のものは貴重で、今回はコストの面も考えて、
2、3枚のローズ材を繋ぎ合わせています。
それでも、他の木材と比較しても高級品なんです。

しっとりとしていて光沢のある木なので、重厚な鉄の
フレームにも負けていません!!
ヨーロッパを意識したデザインで、どっしりと高級感がある中にも、
インドの職人による手仕事の為、おちゃめな点も多々あります。
左右のねじり装飾位置の、微妙なズレであったり、
脚部の曲がり具合だったり・・・。
ミリ単位の図面を渡しても、ざっくりとしたモノが
仕上がってきたり・・・。お国柄なんでしょうね。
反対に日本人の感性では表せない、味わいのあるモノが
仕上がったりもするんです。

用途としては、飾り棚としてや、1段、2段、3段と
サイズもあるので、段違いの組合わせや、2台を使ってガラスや
木の棚板を渡し、機能的にも使えます。
上部の四隅にあるコラムは、ネジ式になっているので
取り外しも可能で、天板を載せることも出来ます。

小さなお店なので、大きな家具は置けないということもあって、
小ぶりのもの、隙間(デッドスペース)で活用できるもの、という
意識もあるので、便利なサイズでもありますよ。

木も鉄も、時間と共に味わいが増すものなので、
永く、永く使って頂きたいものです。

オリジナル3

詳細→ ANETAKA