【爆買い】その裏側(推測含む) | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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最近は聞かなくなったが、お隣さんの『爆買い』と言われる観光客の大量な購入が話題になったことがある。
マスコミの多くは、お隣さんがリッチになったのだと騒いだ。

お隣さんからの観光客は、約600万人。
これは、150万人が4回来れば成り立つ数字。

150万人といったら、15億人の0.1%。
つまり、1000人に1人だ。

99.9%の庶民には関係ない。
香港から来る人を除けば、ほぼ全員が共産党員か関係者たち。

大多数の庶民は、海外での爆買いどころか、党からの承認無しには隣の県にさえ行けない。
少なくとも、30年前はそうだった。

1000人に1人くらいは、金持ちもいるだろう。
が、大多数の庶民は貧相な生活だろう。

今は知らない。
30年前は、共産党員ではない庶民たちは、ほぼ全員トイレや風呂が無い暗い部屋に住んでいた。
上海でも旧租界は、党員や関係者などしか住めず、大多数は郊外の長屋住まいである。

深圳のような、ほとんどが移民の若者たちで成り立つ町もあった。

北朝鮮は行ったことがないが、噂に聞く北朝鮮と似た外国人通行禁止区域も田舎にはあった。

そんな場所は、トイレ休憩もさせてもらえず、猛スピードで走り抜ける。



間違って2人の子どもを作ってしまったら悲惨な運命が待っている。

庶民はどうなるのか知らない。
党員は、党籍剥奪だった。

日本にいたら理解が難しいが、かの国で党籍剥奪は、最も恐れる処置だった。
少なくとも、党員には。
少数民族でない場合、生まれた子どもは人間扱いされず、義務教育対象から外される。

党員でなくなることは、人間として見なされない庶民になることだ。

たぶん、日本人には理解できない。