【小5にも理解できた子がいた】原爆と水爆 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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最近お隣さんの関係で、原爆だの水爆だのという言葉をよく聞く。
が、だいたいは分かっていない。

原爆とは大型の爆弾、水爆とは水素を使った爆弾などのように箸にも棒にもかからぬ話さえ見る。

で、かつて小5にも理解できた子がいた話で、原爆水爆を説明しよう。


ここに氷砂糖があるとする。
これを消すには、どうしたら良いだろう。


食べる?
はあ、でも体に入っただけで、消えてはいません。

燃やす?
確かに砂糖は消えます。
が、燃えて二酸化炭素や炭となり炭素として残っています。

中学校くらいまでは、物質は形を変えようが、総量は変わらないとならいます。


エネルギー保存則です。
が、これが通じるのは古典物理や古典化学の世界。

今ではやはり古典物理扱いされるアインシュタイン以降、この絶対真理と考えられていた見方が変わります。
今だと小学生でも知っていたりするE=mc2(乗)である。


この予想を実験で仮証明したのが原爆水爆である。


原爆とは、この原理利用であり爆弾ではない。

敢えて言うなら、核分裂弾だ。

氷砂糖数個を消すだけで、広島原爆クラスのものができる。


原発はこのエネルギー利用だ。


一方、水爆とは新たなものを作る核融合弾のことだ。
氷砂糖数個を消すには、多大なエネルギーが出るが、作る時はさらに数倍から数十倍のエネルギーが出る。

ただし、核融合には多大な圧力と熱が必要だ。

今の人類がこのエネルギーを作るのに利用できるのは2つあるが、手っ取り早いのは、核分裂弾を利用するものだ。


だから、今までの通称水爆(核融合弾)は、すべて原爆(核分裂弾)とセットである。

材料さえあれば原爆(核分裂弾)は小学生でも作れたりするが、水爆(核融合弾)は小学生には作れないだろう。




★しかし、驚いた。
福島原発もチェルノブイリみたいに石棺を作るべきで、燃料デブリはそのままにしておけとかいう人がいた。
私には、異次元世界の思考である。
ソウルあたりは、少なくとも数千万年は東京より放射線量が多い。
分かっているのやら。



★NHKさん、大丈夫?
吉林省でM4.5の揺れ???
1/100のエネルギー???