パソコンなど電子頭脳が普及してきた20世紀末から論じられていた、筆致料理人のプシヰコ患者が近年急増している。
最初は、端末を変える毎に性別が変わる程度だった。
が、最近は複数の端末ごとに人格が全く変わり、本人自体それを自覚できないほど悪化した患者が現れた。
まさに、鳥のプシヰコである。
このような多重性格、多元人格は人には多少存在し、マイナーコンファレンス解消に役立ってはいる。
が、近年の高齢者における多重性格は別の要因、例えば海馬の発達障害や、副甲状腺炎症と、先天的脳下垂体異常との関連性を暗示するデータが米精神医学療養研究所によって示された。
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これは小説です。