【中国簡体字】ああ、勘違い | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

中国語や漢語とか言っても、非常に大きく分けると2つある。

今や中国普通語(プートンファ)とされ、華中から華北、満州などでも使われるようになった簡体字という、漢字を省略したような文字。
これは、学生運動の看板などによく使われる文字だ。

さらに、南部広東中心にまだ使われている繁体字だ。
戦前の日本で使われていた漢字に近く、古文書にある漢字にほぼ等しい。

通称・魏志倭人伝、つまり三國志魏書の東夷伝・倭人条も繁体字に近い。



だから、一般に今中国語と呼んでいる文字は、漢字に似ているが、極端な言い方をすれば漢字ではない。
文字だけで2種類あるから、発音の違いは複雑だ。 隣町でも、川を挟むと発音が違う場合もある。

さらに、共産党が作った新しい言葉がより複雑にしている。


現在中国で共産党紙などが使っている熟語の7割は、日本語から輸入したものであるらしい。

だから、文字だけ見ると意味を勘違いしてしまう場合もある。

例えば『愛人』は、共産党言葉で配偶者を意味する。 つまり、旦那か妻である。

太太は、昔からあった言葉なのかどうかは知らないが、妻の意味である。

なお、汽車は広東でも使われていた気がするが、タクシーなどの乗用車だ。


タクシーで思いだした。
日本ではタクシーは、5人乗りくらいのセダン型の車である場合が多いが、これは世界共通ではない。
場所によっては、自動小銃を持ったガードマン数人が並ぶトラックである場合もある。


今の若い日本人には、繁体字は難しい。
一方、簡体字は簡略化しすぎていて、元字推定が難しいだろう。


似ているがゆえに、誤解も生じやすい。



似ていると言えば、これらも似ている。
DCIM0051.jpg
沖縄地方




DCIM0023.jpg
アイヌ






DCIM0014.jpg
シリア