【記憶】感心したこと、腹が立ったこと | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

嫉妬の話で思い出したことがある。

最初のフランス出張。

ホテルはジュラの山裾に近いところにある館だった。
で、ここでも私の弱点がでた。
マダムに即ノックアウト。
あとで知ったが、かつてはアラン・ドロンがよく来た花屋の看板娘だったらしい。
旦那といった人が、私には理解できないほど寛容というか、包容力のある人だった。
マダムに付き合って映画に行ってやってくれとか、夕飯に付き合って日本料理屋(看板は日本料理屋だが、実はカンボジア料理店)に行ってくれないかとか、嬉しい依頼をする方だった。
3回目の出張では新工場の関係で、100km離れた町のホテル住まいとなる。

それを聞きつけてか、奥さんの願いで、そのホテルまでやって来てくれ、夕飯をご馳走される。

一度は、新築の自宅にも案内された。

これには驚き感心させられた。






で、腹が立ったのは、マダムと夕飯を食べていた時のことだ。

イタリア牛がやって来て、マダムに今夜どう?みたいことをぬかした。

相手には、イエローモンキーの私は見えないらしい。

この野郎と思った。

マダムはうまくかわしたが、私は実に腹立たしかった。


あれも、ジェラシーの仲間だったのやら。