【妄想生理学】台風が近づくとウキウキしてしまう | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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あるブロガーさんが書いていたが、台風が近づくとウキウキしてしまう場合がある。
特に二次性長が始まる前の、少年少女に顕著に感じられることだ。


男性の場合、意味もなく高揚感が湧いてきて、嵐の中を走りだしたくなる。
女性では、乳バンドがきつく感じられたりし、やはり異状な高揚感を覚えてしまう。


これらは低気圧が近いたために起こる、からだの順応なのだ。

気圧が下がり酸素不足による運動量低下を防ぐため、副腎皮質などからアドレナリンが出される。
いつもは黙っている脾臓も、酸素不足にそなえて動き出す。


これらの刺激が脳に伝わり、軽いトランス状態にさせる。


大人になると雑念が増えて、その動きを抑制する力が働くが、純粋な子どもにはなかなか抑制ができず、嵐の中を走り回ったりする。

大人になってもこの感覚を持続している人は、世間の塵芥を知らぬかわいい人なのだ。
あるいは知っていても、それ以上に純粋な心身の持ち主だろう。




と、しておこう。

ちなみに私は大変厳しい家庭に育ったから、雨が降ってきてもスカートの中に雨宿りしたり、乳バンドを握りしめて強風に耐えるようなことをした経験がない。

なんとも残念である。