【疑似科学】その特徴と宗教 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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疑似科学と呼ばれるものがある。

これは簡単に言うと、科学的なような話をしているが、結果的に理論が破たんしている宗教的なものであることが多い。


古典物理学者の代表であるニュートンも、晩年はこの疑似科学者になってしまっている。

具体的には、錬金術に凝ってしまったのだ。

錬金術とは、鉛やら銅などを熱したり混ぜたりして金を作ってしまうというものだ。


こんな方法で金を作ることはできない。


遠い将来ならば、人類も金を作れるようになるかもしれないが、現代科学レベルでは100年とか200年とかのうちに人類がそれをできるようになるとは思えない。

ただし、ニュートンのおこなったような、地球上で熱したり混ぜたりという方法では永遠にほぼ100%不可能だ。


人間が核融合反応を電気などの利用に使えるようになるであろう数百年後の、さらに先の話だ。




疑似科学の話に戻ろう。


前述したように、こうした疑似科学においてはその理論内での矛盾が目につくことが多い。

よくあるのが、現代科学を否定しておきながら、自分の説を主張するときには、その否定している科学をよりどころにしていたりする場合が多いのだ。


例えばこんな話だ。

地球人は真理を全く理解していない。

水というのは、酸素と水素が結びついたものではない。

二酸化炭素が太陽に光で分解したのち生成されるものだ。


そんな、どうしようもない話だ。


まあ、ここまで聞いて日本の義務教育を受けた方ならば、99.9999%くらいの人は、はダメだねこの話となるでしょう。


しかし、そうした日本の義務教育を受けていながら、ごくまれに信じてしまう方がいるかも知れません。

そうなってしまったら、その後に続く話が実は現代科学をもとにした話をしているという矛盾にさえ気づかないかもしれません。

もっとも、現代科学をもとにしていると言っても、言葉だけ科学的そうなことを言っているだけで、中身はめちゃくちゃです。


国会議員の方々にも、こうした信者がいます。

私にとってはめちゃくちゃ理論、いや理論にさえなっていない妄想ですが、信じているようなことを書いていたりする議員もいます。


また、これは真偽は定かではありませんが、一部の自称学者は、民主党時代に原発事故における対応を政府から援助を受けて行っていたようなことを書いていたりします。


こうした疑似科学、疑似科学者の特徴を挙げてみます。


******疑似科学(者)の特徴***********


1;一見科学的そうな言葉を使うが、内容は全く科学的ではない。


2;独自の難しそうな言葉、あるいは科学的そうな新しい言葉を作る。


3;多くの日本人(ひどい場合は地球人)は、間違った科学を信じていると主張する。


4;多くの場合、科学知識がほとんど無い。

 たとえば原子だの電子だのと言った言葉を使うが、その意味をほとんど理解していない。

 (言葉は知っているから、平均的小学生程度の知識はあると思われる)



5;危機的な話が好きである。


6;裏の力(たとえばイミナルティーとかユダヤ資本)の話が好きで、当人はそれを知っているらしい。


7;一見著名そうな大学や賞などを出たり、受賞していることが多い。

  たとえば、ケンブリテッシュ大学とかワックスポート大学とか、ロシアマカデミアナッツ会員で総統賞受賞とか。



8;著名な国会議員を知っていたりし、時に一緒に撮影した写真などを披露する。


9;自説に対する疑問に関しては受け付けない(コメント欄を閉じているか制限)ことが多い。


10;自説反論を受け付た場合でも、罵倒するのが常で、疑問に対する答えはしないか、できない。

または、できる能力も知識も無い場合が多い。




★日本の義務教育を受けた方々へ



以上のような疑問ある記事には、十分注意してください。

ただし、最初からSF記事やお笑い記事として楽しむにはいいと思います。


もちろん、信じるような方は、日本の義務教育を受けていて学校のテストで100点中30点以上取れた人ならば、0.01%くらいしかいないだろうとは考えていますね。