昨日の昭和天皇のうれひは合祀とは無関係ではないかとの推論に関してコメントがあり、では何なのかという話になった。
結論から言えば、それは私ごときではわからない。
ただ、推論はできる。
そこで、昨日のリコメと重複するが、このあたりを少し詳しく考えてみたい。
まず、靖国神社合祀あたりからの経緯を簡単にまとめてみる。
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1978年秋、合祀開始
1979年春、合祀を一般に公表
★その後も、合祀後に大平、鈴木、中曽根など首相が計21回靖国参拝しているが、問題化されず。
1985年8月7日
朝日新聞が、中曽根首相靖国参拝を問題化。
1985年8月14日
中華人民共和国が、初めて靖国参拝を非難。
この朝日新聞報道以降、靖国神社参拝が外交問題化した。
1986年8月
天皇『うれひ』の歌
1988年8月
天皇『くやしくも』の歌
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このように、靖国の合祀と天皇が親拝を止めたことを時系列で考えると、合祀自体がうれひの理由ではないと推定できる。合祀から数年後の歌なわけだから。
だいたい世界の平和を願われ、戦没者に対して心を砕かれ、常時国民の平和を祈願されている天皇に対して、靖国合祀を理由に挙げるなど天皇を馬鹿にした小心者の考えだ。 失礼であろう。
天皇は平和を思う心、さらに先の戦争におけるコミュニケーションの不具合から戦争になったことを考えて、靖国参拝を止められたのであろうと考えている。
もし合祀が問題ならば、以下の点が納得できない。
1、参拝をされなくなってからも、例祭には勅使を出している。
2、天皇ではない皇族は参拝している。
3、日本では、死者に対して他国と比較にならぬほど寛容である。
4、戦争を嫌い、争いをできるだけ無くそうという強いお心が、随所に感じられる。
だから、敢えて国際問題化しそうな案件は控える。
と、推定しました。
なお、朝日新聞は宮沢首相の訪韓直前にも慰安婦記事を書き、宮沢首相が韓国でひどいパッシングにあい、やがて嘘の約束に騙されて河野談話を強要される下地を作っています。
朝日新聞が、どこから持ってきたか知りませんが慰安婦記事を書いて国際問題化したのは、この後です。
★その前までは、韓国では韓国軍慰安婦の問題が中心であり、日本軍慰安婦とかいう話題は東亜日報では、年に1つくらいの記事しかありませんでした。
それが、吉田小説を事実として韓国で発行し、朝日新聞が1億ウォン以上の詐欺を働き逮捕された慰安婦関連会長である義母を持つ朝日新聞記者の記事以降、毎日のように新聞記事をにぎあわすようになったわけです。