アダムとイブは、タブーを犯して東の地に追いやられました。
その東に追いやられたのが今のメソポタミアであり、その子孫であるアブラハムがメソポタミアを出て西に向かって故郷であるカナン(今のイスラエル付近)に戻った。
イスラエルはもともとはアブラハムの祖先の土地だから、当然そこは自分たちが住む権利がある。
旧約聖書を好意的に読めば、そういう解釈も可能です。
一方、日本神話では比較的最初の方に出てくるイザナギ・イザナミという夫婦神があり、この夫婦が日本の土地と八百万の日本の神々を創ったことになっていす。
だから、その子である天照大御神、さらにその孫であるニニギには当然日本を統治する権利があるとなります。
それが、天孫ニニギが日本を統治できる理由となっているようです。
このニニギのひ孫が、伝説上の初代天皇である神武です。
旧約と日本神話では大きく違っているところもありますが、その地を治める支配者はたとえば東アジアの大陸のように誰でもなれるわけではなく、決まった血筋しか許されないという点では、かなり似てています。
それを、あちらの言葉に直してみましょう。
איש נביא イッシュ ナビ (最初の預言者)
אישה נְבִיאָה イッシャ ネビア(最初の女預言者)
預言者とは、古代でいうなら指導者でしょう。
これは、日本と日本の神々の始祖である
イザナギ(男神)
イザナミ(女神)
に極めて近い音です。
ちなみに、日本語の旧約聖書では、
男のあばら骨から女を創った、とか
男の体の一部から、それに似せて女を創ったとかいう記述があると思います。
しかしこれでは、今一つピンとこない。
でも、これを文字で見ると非常に分かりやすくなるのです。
איש (イッシュ男)に似せて אישה(イッシャ女) を創った。
こう見れば、子どもが文字を簡単に覚えられるでしょう。
つまりこれは、駄洒落を利用した教育の書でもあるのです。
こうした駄洒落は、旧約にふんだんに使われていて、やはり駄洒落の嵐である古事記や竹取物語を見ているようです。
とはいっても、私は疲れてしまって、旧約聖書は3ページくらいしか読んではいませんがね。
しかし、旧約と古事記の最初の方は、かなり似ている部分があるのです。
気分が向いたら、このシリーズで書いていくかもしれません。
★これは発音や意味はほぼ正しいと思いますが、歴史上の事実と言うことではありません。
あくまでも、こうした説もつくれますよ、という話です。
イザナギ・イザナミに関しては、シュメール語でも似た話を作れるかもしれません。
また、タイ語などインドシナあたりの言葉でも、それらしい話は作れるでしょう。
ひょっとすると、満州あたりの言葉をいじってもできるかもしれません。
でも、私が作った中では、この論が一番それらしく思えるものです。
気になっていることを、簡単に挙げていきますか。
・なお、昨日のヤェフダで書き漏れてしまったが、神社でもらうお札(おふだ)もヤェフダに似た音だ。
さらに発展させると、ヤェフダ→ヤハダ→ヤマダ→邪馬台ということも考えられる。
・古事記などでは、山田の案山子は古いことを知っている知恵ものだが、ヤマダもヤェフダに似る。
・古事記を丸暗記していた稗田阿礼のヒエダもまた、ヤェフダに近い音だ。
・猿田彦のいでたちは山伏だが、これはヤェフダの僧ラビに酷似している。
また、猿田彦は道案内の神だが、ラビもまた案内指導するものだ。
車などの道案内ナビと言う言葉は、このラビという言葉の変形した音である。
日本語のネギ(禰宜)も、役割も音も似ている。
十戒でエジプトから脱出する話は、日本ではモーゼばかり有名かもしれないが、モーゼには言葉の発音などに問題があるところがあるらしく、実際にエジプト脱出の道案内をしたのは兄のアアロンというラビだったのだと思う。
ナビの語源は、おそらくこのあたりだろう。
・天照の話も追加補足すると、古事記では太子と書いてヒツギノミコと読ませ、次なる王の資格を得たものという意味になる。
太子とは、字のごとく太陽の子だ。
これはサアラア(太陽の息子)と同じ意味である。
また、サアラアはタラシ(帯)という王の美辞にも似ている。
・マコト(誠)はマアト(宇宙の真理)とほぼ同音。
・神の名前の付くアマノ、アメノは、アメンまたはエメンとほぼ同音。
・太陽信仰のアテンは、テン(天)に類似。またデンギル(シュメール)も同様。
・天空ウラは、ソラ(空)に似る。