今日は、建国記念日だ。
とは言っても、神武天皇が即位した日である可能性は0%と言ってもよいだろう。
しかし、そうした記念日を持つことはいいことだと思う。
かつての紀元節を建国記念日または、建国記念の日としたことは、それはそれでよいと思う。
歴史の浅い国とは違うから、当然建国や即位日など分かろうはずがないからだ。
しかし私は、建国記念日の歴史的意味はないが、文化的意味は非常に重いと思っている。
少なくとも国ならば、そうしたものを設定していて当たり前だと思うからだ。
これは、あるブロガーさんのところでコメントしたが、なぜこの国を二ホンやニッポンと呼ぶかについての推測を書きたい。
日本は、伝聖徳太子の日出流国から発したもので、これが日ノ本となったのだろう。
日本は、当時のアジアの文化国とされていた隋の言葉なら、おそらくリーベンに近い音だろう。
ところが、当時の日本語では、語頭にR音を持ってくることはなかった。
そうした音自体が存在していなかったからだ。
この特徴は古朝鮮語にも似ている。
だから、リーベンのリの発音が、日本ではニの音となった。
ベンが訛りホンとなる。
こうして、二ホンという言葉が生まれたのだろう。
一方、ニッポンという呼び方もする。
これは二ホンという音の促音便化という見方と、南方音の変化という見方ができる。
現在の広東語などでおなじみの、日本(ィヤップン)が訛ったものだろうという推論だ。
蛇足だが、邪馬台国は大和国に似た音だ。
yamatoという音は、インドシナ的なあるいは南洋音的だ。
また、かつてアイヌは日本人をシャモと呼んでいた。
シャモとはタイの呼び名でもあるが、これは偶然だろう。