【里山異変】小春日なのに春の七草 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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私の生まれ育った北関東は、霜柱で線路が曲がるなんていう話もあるほど、朝晩の冷え込みは激しい。
今でも、真冬には最低気温が-10度くらいになり、札幌より寒い朝さえある。
そんな私にとり、千葉には冬がない。
が、最近はそれでも千葉の冬が寒く感じられるようになってきた。


そんな千葉でも、小春日和のこの頃に春の七草が大方揃ってしまうことは初めて経験する。



★春の七草(ここ10日くらいの間に野山で見たもの)

セリ

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ナズナ

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ゴギョウ(ハハコグサ)

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ハコベラ

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ホトケノザ

→これは、千葉の野山ではまず見つからない。
スーパーなどで正月に売っている『七草粥セット』には、どうもあやしいホトケノザが入っていたりする。
なお、春の七草のホトケノザは菊科の植物で、下記のコオニタビラコに少し似ている(スーパーの七草粥セットには、このコオニタビラコやタンポポが入っていることが多い)。

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また、ホトケノザという名前の植物には、こんなものもある。やはり春の植物だが、今咲いている。
なお、このホトケノザは食べられない。食べると腹痛になるか下痢をするだろう。


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これは春の七草のホトケノザではないので、食べてはいけない。



スズナ、スズシロはスーパーの大根とカブでごまかせる。


ということで、小春日和にはあるはずのない春の七草が、ほとんど揃います。