昨夜は、珍しくNHKの夜の番組を布団の中でワンセグ片手に流し見していた。
山でのサバイバルのような番組をやっていた。
最近のNHKは、民放以下の低俗番組が多い。
まあ、それはどうでもいいが。
気になったのは、昨日の番組は個人の生命にも関わるなと思ったことだ。
番組最後にちらりと流したが、キノコは素人は手にするなとは言っていた。
しかし、その最後の注意を聴かず、本ストーリーだけを見ていたなら、三択で食用だとされたキノコを食べてしまう人が出るかもしれない。
日本に自生するキノコの、9割以上は毒か食用に適さないはず。
三択で食用とされたキノコそっくりのものが、かなりある。
ずいぶん危険な番組を放送するものだ。
コシヒカリと、ササニシキの違いが分かる日本人ばかりとは限らない。
危険だなと感じた。
あれを真剣に見ていた人も、いるかも知れない。
猛毒のツキヨタケにしろ、必ずしも100%黒部分があるとは限らない。
おそらく、コシヒカリとササニシキの違いどころか、小麦と大麦の違いさえ分からない日本人も増えているはずだ。
実際、私の息子などシドミとボケの区別がつかない。
ましてや、火星人と金星人の違いを見分ける技術が必要なキノコの違いなど、全く無理である。