とあるブロガーさんから、西大后について書いてちょんまげとの話があった。
オロオロ。ワクワク。
これは手強い相手。同時に昔から私も興味を持っていた方だ。
ただし、残念ながら私には余りに重い対象。
ということで、まずは分かるあたりだけ書いて、細かいことは、また別の機会にしよう。
西太后と言ったなら、ラストエンペラーとして知られる宣統帝、つまり愛新覚羅溥儀が3才になるときに亡くなった清朝末期の女性権力者だ。3才児を皇帝に指命したのも西大后らしい。
同時に、現在の中華人民共和国や日本などでは、『中国三大悪女』の一人とされている。
しかしながら、中国(現在の中華人民共和国という意味ではありません。そのあたりの場所を意味します)の歴史感を信じることは、韓国で教えられる歴史を信じるくらい危険なことです。
というのは、西太后は満州人。つまり、漢人の中華思想では動物と同じ存在。
かつ、憎っくき清国の王妃です。
日清戦争で日本が勝って喜んだのは漢人中心の中国人のはずですが、最近の日本の歴史もメチャクチャでしょうから、日清戦争とは日本国と中国という国とが戦ったかのように勘違いしている人もいそうです。
実は逆に近く、日清戦争で日本が戦った相手は、漢人の敵、あるいは漢人を支配していた清国です。
清国が弱体化して、中華民国(中華人民共和国ではない。中華人民共和国によって中国大陸から追い出された国)という漢人の国が生まれたことは、なぜか消えていたりします。
かつ、中華民国をつくった孫文は、日本のバックがあって中華民国を作れたことさえ教えていないかも知れません。
話を戻しましょう。
西太后は、現在の中華人民共和国や日本では、中国三大悪女とされていますが、こうした漢人の敵または卑下する民族であるにも拘わらず、漢人が長い間支配されてきた憎っくき相手ですから、今語られたりする歴史は信じては危険ですよ、ということを言いたかったのです。
このあたりは、韓国の現在の歴史教育を考えれば明らかでしょう。
日韓併合より昔は、アフリカとならぶ世界最貧国であった朝鮮。
西洋人が、北京と並ぶ世界一不衛生な場所と感じたソウル。
その国が、わずかの間に近代国家に変わり、平均寿命が2倍に伸び、奴隷解放し、文字を読めない人たちの為にそれまでの何十倍もの学校を建て、氏名や戸籍がもらえなかった人たちには名前や戸籍を許可し、人間として扱われなかった人たちを人間としたにも拘らず、日本は悪魔の国、日本人への暴力や殺人さえ英雄とされる場合があることからも、お分かりでしょう。
若い人は知らないかも知れませんが、キンキロウでさえ英雄とする写真集もあります。
日本人、それも未成年を殺したにも拘わらずです。
ということで、西大后の話にもとんでもないでっち上げがあります。
その代表が、ライバル女性を豚人にしたという話でしょう。
が、長くなり疲れたので、このあたりは次回へ。
ちなみに、豚人と言っても、こんなやつとは違います。
美女を豚にしてしまう、おぞましい刑のひとつです。
とても日本人の感覚では考えられません。
が、西大后にまつわるこの話には、漢人が作った大嘘がありそうです。
