昨日の発表では、理研では22回の実験を行ったが、STAP細胞と思われるものを確認できなかったらしい。
22回という数字は、1回の初期実験に約1週間という日数から考えると納得いく回数だ。
ただし、もし報道が正しいならば、今後は小保方氏の実験と並行して別の条件でもSTAP細胞の作成を検討しているという。
これが事実なら、非常におかしい。
STAP現象のようなもの、つまり何等かの刺激を与えて細胞が万能化に近い形質を得ることは昔から知られていたのではないだろうか。
STAP細胞のすごいところは、山中教授のiPS細胞のような複雑な手順を踏むことなく、非常に簡単に万能細胞を作れるとしたことにある。
また、笹井氏のES細胞よりすぐれた万能性にある。
手順書に従って世界トップレベルの学者が22回実験を行っても、いまだに作成できないでいる。
だから、別の方法で万能細胞を作れる条件を実験していくというのは、今回の検証とは全く別の話である。
つまりそれは、新しい実験であり、今回問題になっているSTAP細胞とは同一に述べるべきではないだろう。
小保方氏の明言した200回の成功があるならば、その作成成功率は7割を超えていないと、ハーバード時代を加えても無理な話であろう。
万が一、今後小保方氏がSTAP細胞実験でそれらしいものを作成したとしたなら、それは先の論文の手順書のミスということにもなろう。
私もSTAP細胞があってほしい。
しかしながら、論文内容を逸脱した方法で作成したものであったなら、それはそれで大きな問題だ。
私の知る限りでは、その可能性は0.01%もないとは思っているが。
はっきり書いちまおうかな。
素人ジジイの考えでは、初期細胞は保存ES細胞でしょう。
また、キメラ作成に使ったサンプルと、若山氏のところで胎児が撮影されたサンプルは別由来のものでしょう。
素人ながらに、そう考えたのでした。