今回の広島の災害は悲惨であった。
今回は、避難勧告の遅れが問題になっているようだ。
これに関しては何度か書いているが、気象庁の考え、システム変更が必要だ。
各自治体は、おそらく気象庁の警報や注意報、あるいは何らかの連絡をもとに、避難勧告などを出すに違いない。
この気象庁の洪水警報発令システムは、降水量からの判断だろう。
だから、あらかじめ予想されていた伊豆大島の警報発令も遅れた。
南四国の大雨に関しても、同様だった気がする。
台風に関しては、予想から特別警報を出す流れができていた。
ところが、洪水などに関してはいまだに計測に基づいた発令システムであると推測できる。
現在は250m四方単位での降雨予想も可能になるほど、降雨システムが発達してきた。
それなのに、危険情報はいまだに化石のような実測値を重視しているに違いない。
この警報発令システムを変更することが、最初にすべきことだ。
自治体などの対応ではない。
自治体はどのようにして発令を出すのか。
その発令元はどうしたシステム、組織で動いているのか。
政府が考えることはそちらだろう。
なんか、理研のSTAP細胞を思い出してしまった。
と同時に、なぜ冥王星が長い間惑星という位置づけでありえたのかの話を思い出した。