所謂【魏志倭人伝】その34 最終回 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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さて、今日はいよいよ三国志・魏志・巻三十・東夷伝・倭人(条)、所謂魏志倭人伝の最終回だ。

実は最終回といっても、さらり終わってしまって消化不良、尻切れトンボの感が否めない。

が、文句を言わずに見ていくか。

前回は、卑弥呼が死んで男王を立てたが国が大混乱したところまでだった。


そこで、卑弥呼の宗女である壱与という13歳の女子を立て、これを王とすることにした。

これでやっと国中が落ち着いた。

政らは壱与にげきを飛ばした。


さて、男王ではまずいので卑弥呼の跡継ぎの壱与を王にしたということだな。

写本では壱与となっているが、その他の写本などから、これは臺予(とよ)の書き写しミスではないかとの説が有力だ。日本の義務教育でも、卑弥呼の後はトヨと教えている。

げきを飛ばした政というのは、少し前に出てきたが帯方郡の役人である、張政のことだな。


壱与は倭の大夫率善中郎将掖邪狗等二十人を遣わして、政らの還り送らせた。

また、台に行き男女生口三十人と、白珠五千孔、青大勾玉二枚、異文雑錦二十匹を献上した。


壱与が郡から来た役人には、副将軍クラスと20人の随行をつけて送ったということだろうな。

台というのは、魏の都洛陽にある中央官庁だが、壱与はここに奴隷30人や宝物、布を献上したということだな。

卑弥呼の献上品の10倍近い布やら宝物を送っている。



さて、残念ながら写本はここで終わっている。

なんとも中途半端な終わり方だがね。


ということで、長らくおつきあいありがとうございました。

次回はどんなシリーズにするか決めていません。

気が向いたら、またなんか連載しようと思っています。

ということで、明日からは 午前0時の記事はしばらくありません。


ではでは。




★蛇足

まとめ地図











沖ノ島の古代遺跡から発掘された、精巧な金の指輪
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中東のにおいがプンプンする。




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