所謂【魏志倭人伝】その22 卑弥呼と男弟 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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さて、あと少し卑弥呼について説明しよう。


卑弥呼の年齢は不明だが、すでにかなりの歳だ、

しかし、夫はいない。

そのかわり男の弟がいて、これが卑弥呼の身の回りの世話をして国を統治している。


えっ?弟なら男に決まっているから、男の弟という表現はおかしいってか。

おいおい、古典で習ったことを忘れたかいな。

「おとうと」とは「おと・ひと」つまり、おそらく乙人だ。

古代には、今でいう弟も妹も意味したわけだったろうよ。


卑弥呼が連合国の王に選ばれてからは、奴婢は何千人といるのだが、直接拝謁できるものはほとんどいなかった。この弟がもっぱら食事を運び、また詔(みことのり)を伝え、唯一在所に入れたのだよ。

その居所には、宮室、楼閣が威厳をもってそびえ、城柵もあった。

また、常に守衛兵が武器を持って守っていた。



うん?そうだ。

この記述から、佐賀県の吉野ケ里を邪馬台国とする説もあるな。

また、出雲大社をこの楼閣にあてる者もいる。

考え方によったら、秋田あたりの遺跡だって邪馬台国に比定できるかもしれない。

まあ、このあたりは分かりっこないから、ロマンとして残しておいていいんじゃないかい。






今日は、これでおしまい。

明日から面倒なところに入ってくる。