全く知識のない分野だが、小学5年生ジシイとしての推理を記事にしてみよう。
ALPSは基本的に、多孔質セラミックスなどにより、金属イオンを吸着するという仕組みだろう。
つまり、金属イオンを吸着して、同時に放射性を持つ金属もセラミックスに取り込んでしまおうというわけだ。
早い話が海水淡水化システムか、中性水を作るシステムのようなものだ。
だから、これは正確には除染装置ではない。むしろ逆で、濃縮システムである。ただ、そのシステムを通過した水などは、放射性物質をかなりの割合で取り除かれているように見えるから、一面だけ見れば汚染減少システムでもある。
ではなぜ、このシステムがトラブルを起こしたのだろうか。
考えられることを挙げてみよう。
①多孔質セラミックスなどの製造ミス。つまり、吸着材の不具合である。製造会社の能力以上の需要があったため、手を抜いたか他工場で生産させ品質が低下した。
②許容範囲以上の金属イオンか放射性物質が流れ込んだ。
メルトダウンした燃料が、想定していなかった連鎖反応を起こし、大量に放射性物質が生まれたため、吸着能力を一気にオーバーした。
③フィルター交換ミス。 例えば、一度使用したフィルターを再度取り付けてしまった。
これは考えられないケースだが、つい先日も処理済タンクに汚染水を入れるという考えられないことをしたので、このような一般企業ならあり得ないミスも、東電ならあり得る話である。
と、素人ジシイは推理しました。
★何度も書いているが、放射性物質の除染などは、人類には不可能である。
この不可能なことを可能なように誤魔化す言葉が【除染】だ。
つまり、【放射性物質の除染】とは政治用語であり、原子力などの物理学では、【放射性物質の除染】という言葉は、使われないはずである。
だいたい、物理学的に意味不明だ。
私は311の後に、この言葉を初めて聞いた。