
今日から弥生。
冬が去り春となる月である。
弥生とは今だと3月になるが、旧暦で考えると3月下旬から4月の初め頃になる。

さて、この弥生だが、やよひと記されていた。
そこで、こんな考えが湧いた。
やよひ←やほうぃ←ヤハウェ
ヤハウェとは、ヘブライの神。日本ではユダヤの神と言った方が分かりやすいかも知れない。
日本にはエホバのなんちゃらとかいう宗教みたいのがあるが、このエホバというのは、ヤハウェの読みを間違って読んだ人の発音をそのまま使っている。
米国などでは、YHWHで記述されることもある絶対無二の神の名前である。
山に登った時にヤッホーと叫んだりするが、これはヤハウェの訛りだとする人もいる。
さて、なぜやよひからヤハウェになったかというと、モーゼの出エジプトを記念する、ユダヤ最大の祭りがちょうど3月末から4月初めにあるからだ。
これをペサハ、過越祭という。
過越祭についてはすでに【偶然か?】シリーズで取り上げたように、日本のお正月そっくりの行事が目白押しだ。
もう一度概要のみ述べれば、
①家族揃って夜更かしする大晦日
②お正月に餅を食べる
③赤い鳥居のある神社への初詣
④七草粥
⑤どんと焼き
などだ。
詳しくは、【偶然か?】シリーズを参照されたし。
過越祭の名前は知らなくとも、クリスチャンならば、いや、仮にクリスチャンではなくとも中高年の方ならば、モーゼたちがエジプトから脱出する時に海を分ける場面を知っているのではなかろうか。
20世紀を代表する映画のひとつである『十戒』の1場面だ。
あの時に、モーゼたちユダヤの民を導いたのが、ヤハウェという神である。
なぜ過越祭というかというと、ユダヤの民がエジプトから出て行くことを許さなかったエジプト王に対して、ヤハウェがある奇跡を起こす。
それは赤い鳥居のようなマークをした家にいるユダヤ人は助けるが、それがないエジプトの長男はすべて殺してしまうということだった。
ユダヤ人たちは、鳥居のようなマークのある家に家族が集まり、餅(マッツァ)と七草(苦菜)を食べながら、夜を明かしてヤハウェの過ぎ越すのを待った。
これが過越祭の由来である。
それが、旧暦のやよひ頃。
だから、やよひとはヤハウェをたたえる月を意味するのである。
…………………………………
という、いかにも説を考えた。