これは今までのラテン語やケチュア語の比較とは、大きく比較の意味が異なる。
というのは、マオリは縄文人に極めて近い存在であるからだ。
現在は、我々新日本人によって中央から弾き飛ばされた、北海道アイヌや南西諸島人などの典型的風貌に、マオリを見ることができる。また、ある種のDNAも、これらは近い。
ということで、今回の類似は偶然ではなく、必然である可能性が高いものだ。
つまり、単なる言葉遊びではない。
日本語の単語の生まれを考える上では、かなりの参考になるだろう。
ただし、現代日本語の背骨ではない。それは語順などの文構造が異なるからだ。
現代日本語の構造は、トルコ語やモンゴル語、あるいは満州語、古くはシュメール語に近い。
現在日本語になっている中国語や朝鮮語などは、6世紀以降、比較的最近になって入ってきたものが大半だろう。
マオリ語意味・発音→発音・日本語の意味
はいae→ay(3世紀・魏書)
私ahau→atashiあたし
穴ana→ana穴
いいえehe→iheいへ(否定古語)
掘るhahu→horu掘る
腹hopara→hara腹
魚ika→ikaイカ(烏賊)
貝kakahi→kahi貝(古語)
カモメkaroro→kamomeカモメ(鴎)
笑うkuta→keta・keta笑う(擬音語)
殺すkohuru→hahuruはふる(=殺す)
小指koiti→koyubi小指
母koka→kaka母(中世語・世界共通音)
カラスkokako→karasuカラス (世界共通音)
髪makaue→mage髷(まげ)
嵐marangi→arashi嵐
~のno→no~の
蛇nakahi→nagahi長ひ(世界共通音)
~ねne→ne~ね
赤paka→aka赤
へそpiso→hesoへそ(臍)
滝taheke→taki滝
男tane→tane種(精子を意味する場合あり)
つなtauna→tsunaつな(綱)
旅するtawhe→tabi旅
高いteitei→takahi高ひ
見るtitiro→chiro・chiroチロチロ(擬態語)
入るuru→iru入る
水wai→wakka水(アイヌ)
忘れるwareware→wasururu忘るる
私はwau→wa吾
やはり、マオリ語とは深い関係がありそうだ。
このようなことからみても、旧日本人の多くは南洋の海洋民族が中心だった可能性が高い。
その名残が、宗像神社、出雲大社、諏訪大社あたりではあるまいか。

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