
この秋から、日本周辺の国々の歴史、特にいわゆる南京大虐殺やいわゆる従軍慰安婦と言われているものに関しての記事を、ほぼ毎日綴っている。
私は歴史など文系教科と言われるものには、古典以外ほとんど興味がなかったから断言はできないが、私が子どもの頃は、こんな話が話題になったことはなかった。
大学の中にヘルメット姿や角棒、私服・制服警官が溢れ、夕方の麻雀の話のために集まっただけで追いかけられるような時でさえ、まだそんな話は出ていなかった。
これらの話が出てきたのは、私が社会人になってからである。
ショックだった。
その後は、当時は入試出題率1位の新聞社や、その編集長などが書いた書籍や写真を見、ひどく驚いたことを覚えている。
とんでもないことをしていたのだなあ、と。
三十路過ぎた頃だろうか。
その神様級新聞の一面に、ある記事が載った。
それは、多少私の経験と知識のある分野のことだった。
この時私は震えた。
こんなデタラメを書いて、なぜ学者たちは黙っているのだろうと。
まだその時は、その新聞社では捏造はよくあることと知らなかったからだ。
さらに、捏造は続く。
KY
これは、“空気を読めない”のことではない。
自然が、何十年、何百年という歳月をかけて作ったものを、自分で壊しておきながら一面カラーで掲載し、“誰だ!こんなことをしたのは!”と正義漢ぶった事件だ。
50代以上の方なら、ほとんどの方が覚えているだろう。
しかし、若い人は知るまい。
さらに、また私の多少知識がある分野で、全くトンチンカンなことを論説しているのを見た。
当然、南京大虐殺やら従軍慰安婦とか言われるものにも疑問が湧いてはいた。
が、長らく睡眠さえままならぬ日々を過ごしてきたこともあり、それらは倉庫の中に保管されたままだった。
幸か不幸か、今春より自由時間たっぷりの生活となる。
また、最近、反日運動が盛んに報じられるようになってきた。
そこで、長らく温めていた疑問に向かいあったわけだ。
とはいえ、私には歴史の基礎が抜けているから、まずは大まかに、反日が盛んな現在中国と呼ばれているところや、韓国となった国の歴史概要から見ていかねばならなかった。
やっと、だいたいの流れがおぼろげながら見えてきたので、最近やっと近代史に触ることができたのである。
南京大虐殺にしろ従軍慰安婦にしろ、かなりの誇張はあるだろうが、その事実自体に関しては疑いを持っていなかった。
が、なんということか。
証拠写真と言われるものの大半が、捏造か、無関係、あるいはいわゆる戦争による死者であり、一般人を大量に殺害したとされる写真など1枚もないことがわかった。
また、日記にしろ、毎日生きるのに精一杯であろう下級兵士が、万年筆で細かに日記を綴っている(万年筆や携帯インク、紙はどこからか?現在とは全く状況が違う)もの。
文体が極端に違い、現代口語になっているもの、伝聞で具体性に欠けるものが多々あることを知った。
また、信じられないことに、某新聞社に至っては、支局長が写真と日記を偽造し、新聞で発表したものまであることがわかった。
さらに、従軍慰安婦と言われる方々に関しては、大臣真っ青の収入があること、これを真似た人さらいがいたことを知るとともに、日本や日本軍には全く関係しないある事柄が、現在マスコミなどで流されている、慰安婦の方々の証言に酷似することもわかってきた。
アメリカの一部は、このあたりの史料は十分にあり、南京大虐殺や従軍慰安婦のほとんどが捏造であることはわかっているはず。
しかし、ほとんど沈黙しているのは、それなりに深く長い理由があるからだろう。
しかし、いくらおとなしく控えめな我々日本人でも、あまりに荒唐無稽な話には、明確に反論してよいのではなかろうか。
アメリカはいい顔をしないだろうが。
結論を言うと、南京大虐殺や従軍慰安婦のゴタゴタは、第一には当事国の嘘や金欲しさが強いが、その後ろにはアメリカの思惑があることは考慮すべきだろう。