【朝鮮半島の歴史】8 新羅滅亡と高麗の誕生(一時中止) | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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新羅は356年に生まれ、677年に半島を統一し、935年に滅びますが、この比較的長い国の歴史は、密接に日本に関係しています。
新羅はもともとは、族長連合のようなものでしたが、やがて専制君主制に移り、戸籍を定め、班田整備、貴族の土地の半独立化などが進みます。
まるで、日本の歴史を見ているようです。
また、神話のスサノヲとかぶる部分もあります。

新羅の都である鶏林(後の慶州)の貴族たちの家は、瓦ぶきの家ばかりだったようです。
これは、20世紀初頭の韓国より文化的だったとも言えるでしょう。

面白いことに、654年には武烈王が即位しています。
が、このあたりから内部分裂が激しくなり、武烈王系は殺害され、新たに奈勿王(ナムワン)系王朝が新羅を率いていきます。

日本の古代史に詳しい方なら、苦笑するあたりでしょうか。

この後、9世紀末になると新羅とは名ばかりで、実質的に旧百済、旧高句麗は半独立状態となり、半島は常時不安定になっていき、旧高句麗の流れを組む王権により、新しい統一国家・高麗ができます。

なお、高麗は、新羅が支配できなかった半島北部も手中に治めました。

その意味では、高麗こそが最初の真の、朝鮮半島統一国家と言ってよいでしょう。
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朝鮮半島の歴史シリーズは、一旦お休みします。


つたなき文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。

また気分で再開します。

なお、今後は時事爺川柳に注力していくつもりです。

いささか回りくどい表現もでますが、中身は濃くします。
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