【とんでも科学】2 除染 前書き | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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さて、今回は今進行中である、とんでも科学を噛み砕いて考えてみよう。

それは福島原発の放射性物質のことだ。

ここで、ひとつ大きな問題がある。

それは、かなりの方々が放射性物質や放射線について、ほとんど知識がなく、テレビコメンテーターの言うようなデタラメを信じている可能性が高いということだ。

つまり、放射性物質汚染と、例えば重金属や青酸カリのような化学物質汚染との違いを理解できていないように見えることだ。

放射性物質汚染ぺてん師が目をつけるのは、このあたりである。

例えば、汚泥などを微生物を使って浄化する。
これと、放射性物質を浄化?することを同一感覚で捉えさせ、まんまと騙すやり方である。

福一原発事故直後には、これに似た騙し番組を流すテレビ局さえあった。

確かに放射性物質だのベクレルだのと言われると、なんだか分からない。
また、除染などと言われると、いかにも汚染が消えるかに感じてしまう。

とんでもない勘違いだ。
例えば、最近故障で話題になったALPSにしても、正しくは除染装置ではない。
民主党政権の時に、こんなへんな名前を作ってしまい、マスコミも民衆感化に絶大な協力をしたため、今さら変えても混乱するだけだろうが、あの装置では除染できない。
これは、校庭の砂を入れ換えても、その場所での放射線量は減るかも知れないが、取り除いた砂の放射性物質は1個たりとも除染できていないことに似ている。

とは言っても、なんだかよく分からないだろう。

だから、次回は非常に簡単な、小学生でも分かるたとえ話にして考えてみる。




つづく
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