
物が多いとか少ない、あるいは金があるとかない。
こういったものは主観的なものだ。
ある人にとってはロールスロイスを10台、自家用ジェット機を3機持っていても少ないと感じるだろうし、またある人にとっては、拾ってきた毛布2枚でも物持ちになる。
こうしたことは、目に見えるものに限らない。
例えば、正義だの正しい○○だの、美しい体型だの……。
多くのものが主観的価値観であり、絶対などというものはない。
世間でよく使う言葉に「雑草」というものがあるが、これは私にはよく理解できない。
雑草というも、個人個人の主観によるものだ。
さて、雑草かどうかはさておき、この時期道端に生えていて踏まれたりしている植物を掲載しよう。
私にはかわゆく見える。

アレチノギク
字の如く荒れ地に咲く野菊だ。
が、園芸店に並べられていても不思議ではないだろう。

ノビル(野蒜)。
これも字の如し。
野山に生えるラッキョウのような存在。
最近は都会の歩道などでもよく見る。食糧難になったなら、根茎だけでなく全草食べてよいだろう。
今の時期、関東の平地部では、花火のような花を咲かせている。

アカザ。
赤紫の新芽が美しい。
また、こんなのもある。

シロザ。
こちらは新芽が純白に近い。

マルバルコウソウ
もともとは園芸用に輸入されたのだろうが、かなり通行量の多い道路脇にも花を咲かせていた。

コモチマンネングサ
都会では、これとそっくりのメキシコマンネングサが繁茂していることが多い。
いずれにせよ、草むしりの対象だろう。

コナスビ
葉に隠れて目立たないが、なかなかかわいい花を付けている。
なお、ここでいう“かわいい”も主観的なものだ。
たで食う虫も好き好きなのだ。

イヌタデ
人には、苦くて口にはあわない。もちろん、それを食べる虫もいる。