今年で満333歳。 そんな石塔を見つけた。 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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天和元年と言ったなら、八百屋お七の江戸大火事の前年。
まだ、お犬様令の出るかなり前だ。水戸の黄門様も油ののりきった時代だったかも知れない。

これより後、例えば元禄とか文化文政、あるいはずっと下って天保あたりの石塔はよく目にするが、田舎の神社やお寺で、これだけ古いものはあまりない。


この石は、天保などで見られる凝灰岩などではない。
凝灰岩は加工はしやすいが、破壊も早い。

ところがこの石は、なかなか硬そうな石である。

はて?なぜだ?と思ったが干支を見て納得した。

辛酉年である。

辛酉年というのは大きく天が変わる節目という伝承があり、おそらく大禍なく1年が過ぎるよう願ったのだろう。


この辛酉年というものは、おそらく厩戸、あるいは天武、藤原不等人あたりが利用し、紀元前660年の辛酉年を紀元元年とすることにした元になっている。