★占いシリーズ 5“古代から20世紀末までの占いの特徴” | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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さて、ここまでは、つい最近までよく見られた占い、ならびにこれを模倣したものについて述べてきた。

これら古代から20世紀末までの占いには、次のような特徴がある。



①高名な占い師ほど占いは信じていない。基本的には経験や知識、洞察力に優れていれば、“よく当たる占い師”となる。




②占い師とは、心理学は学ばなくとも、よきメンタルケアアドバイザー、カウンセラーである。



③うわべだけの占い師は、占いを信じてしまい、形式にとらわれやすい。








④これらのバックグラウンドとして、特殊な体験や修行により、特殊な能力を得た、という場合が多い。あるいはそれを誇示する場合が目立つ。





⑤これらの占いにおいて、その結果を検証する場合は稀である。




⑥仮に検証を行う場合でも、後だしじゃんけんで種々の理由をつけ、自分の占いの誤りは認めたがらない。
特に駆け出し占い師や、3流占い師にこの傾向が強い。




⑦これらの占いを利用して相談者の弱みをつかみ、霊感商法詐欺に発展する場合もある。




⑧詐欺にあった被害者は基本的には相手を疑うことを知らない、または警戒心の希薄な、あるいは経験や知識がすくない素直なタイプ、あるいは消極的なタイプ、誘導されやすいタイプが多いため、複数回同様の被害者になることもある。 その良い例が、被害者の相談に乗ってくる輩をすぐに信じて、傷口を広げる場合である。







つづく



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