サーモンピンクと昭和文化住宅の夕飯分かる人にはクスッとする題名だが、分からない人にはロンパリ題名だろう。 先ほど、駅からの帰り道。 懐かしいにおいが漂ってきた。 それは文化住宅に憧れていた時代の今日も明日も夕飯のおかずの、懐かしさに似たものがあった。 あるいは、どこかで、ごく最近もすれ違ったにおいがした。 こちらも注目したい。 蓮の香りは見えなくなったが、確実に芽が生えてきているのが聞こえる。 香りはやがて雷鳴となり、鼻歌を歌いながら、また来たよと笑って、騙されることのないパンチを食らわすだろう。 ノストラダメッス 第三章 第二節 終わりの始め