ただいま森林公園にいまして、先日見つけた虫の名前が分からなったことを思い出したのです。
で、ミニ博物館のようなところがあったので、携帯電話からその虫の画像を引っ張り出して、事務所の方に聞いたのです。
初めに出てきた同年代の男性は、虫ですかー、と困りぎみ。
と、後ろからよくマンガに出てくるような、鋭いメガネをかけた三十路手前の女性が現れました。
ああ、これはですね。
ほら、お尻の広がりが横綱のまわしみたいでしょ。それから、これはカメムシの仲間で、先端の槍みたい口で獲物を突き刺し血を吸うんです。
ですから、ヨコヅナサシガメっていいます。
おーお、分かりやすい説明をありがとう!
私はちょっと大げさに驚きました。
隣にいた事務所の爺さんが、さすがだなや、とやはり感嘆の声。
と、その刹那、あの鋭角メガネが鋭角から鈍角になり、一瞬丸くなったのです。
こんな瞬間がたまりません。
ぞくぞくっ、としました。
はあ、私の病気は、三途の川まで持ち越しみたいです。
でも、ヨコヅナサシガメには、もはやなれません(笑)。
