あちらに行くまで、病気治らず | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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★横綱は吸血鬼だった!

ただいま森林公園にいまして、先日見つけた虫の名前が分からなったことを思い出したのです。

で、ミニ博物館のようなところがあったので、携帯電話からその虫の画像を引っ張り出して、事務所の方に聞いたのです。

初めに出てきた同年代の男性は、虫ですかー、と困りぎみ。

と、後ろからよくマンガに出てくるような、鋭いメガネをかけた三十路手前の女性が現れました。


ああ、これはですね。
ほら、お尻の広がりが横綱のまわしみたいでしょ。それから、これはカメムシの仲間で、先端の槍みたい口で獲物を突き刺し血を吸うんです。
ですから、ヨコヅナサシガメっていいます。



おーお、分かりやすい説明をありがとう!

私はちょっと大げさに驚きました。

隣にいた事務所の爺さんが、さすがだなや、とやはり感嘆の声。



と、その刹那、あの鋭角メガネが鋭角から鈍角になり、一瞬丸くなったのです。



こんな瞬間がたまりません。


ぞくぞくっ、としました。




はあ、私の病気は、三途の川まで持ち越しみたいです。


でも、ヨコヅナサシガメには、もはやなれません(笑)。

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