しかし、昨日は全身に有難いセシウム隠し味付きの雨を、たっぷりといただいたせいか身体がだるい。さらに昨日より雨足が速い。
ということで、申し訳なくも本日は墓参りには行かず、1日台所作業にあたろうかと考えたしだいである。
ブラジルかアルゼンチンあたりから来た鶏肉が、大根とグツグツ喧嘩しているのをじっと見ていても仕方ないから、ここ2、3日の間に撮った、まだお披露目していない綺麗所にでもお出ましいただこうというわけだ。
そのトップバッターは、これ。

現在プロフィールに使っているもので、詳しい種類は分からないが、ヒルザキツキミソウの仲間だろう。
ツキミソウというと太宰治の影響もあってか、黄色い花と勘違いしている方が多いが、ツキミソウはほとんど純白に近く、野生化したツキミソウはおそらく日本では絶滅している。
都会の街路、郊外の空き地や田畑に黄色い花を咲かせているものは、だいたいがオオマツヨイグサかメマツヨイグサだ。
インターネット辞書の類で、誤りの記述、写真が多い代表の一つ。
このヒルザキツキミソウの仲間は、ごく最近の帰化植物ではあるが、ポピー同様進出が激しい。
まっ、かわいいから許すか。と、好みの美少女にはえこひいきする私である。
ここで何度か紹介している、ジュウニヒトエの近縁であるタツナミソウもまた、街路などで目にするようになってきた。

これは昨年初めて見つけて、びっくりしてしまったオオカワヂシャ。
花を見れば分かるようにオオイヌノフグリに非常に近い。が、なんと背丈は1メートルを超えるものがある。環境省指定の特定外来生物で、栽培や流通が禁止されている。
これの進出で、古来日本にあった小型のカワヂシャ(こちらは準絶滅危惧種で保護対象)が絶滅の危機に瀕しているようだ。実は昨年ある公園でカワヂシャを発見していたが、先日訪れたときにはきれいに“刈り取られ”ていた。確かに、アヤメやショウブの咲く水場には邪魔者でしかないのだろう。

野山のスミレは何種か紹介しているが、これは今年はまだだったかなあ。

去年は誰かが捨てたと思われる株が2、3あるなあと見ていたが、今年になったら大群落になっていたキケマン。


かなり危険な植物だが、まあ食べる人はいまい。しかし、触ってかぶれる方もいるだろう。
おまけ
帰化タンポポに覆われた川の土手。

最近あまり見ないなあ、が杞憂に終わったオオジシバリ群落。

仏教に関係する名前を持つホウチャクソウ。
ホウチャクは宝鐸と書き、五重塔などにつける風鈴のようなもの=風鐸。
千葉の野山にはごく普通に見られる(有毒)。

さて、雨だ。
飯を食べて、またつまらぬ考えでもしてみるか。