人類には不可能な機械 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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私は過去


タイムマシン。

これは私たち人類には作れない。
いや、あと少し正確に言えば、人が旅行できるような乗り物を作ることは人類には無理である。 だから、この機械の製作は、次の次の次の次の次の次に地球を支配するだろう生命体に委ねよう。まあ、彼らにしてもほとんど不可能だろうが。


過去に旅ができる機械というものは私の頭では理解できないが、未来に到達する機械なら、理論的にはあまり難しくはないだろう。単に光速に限りなく近い乗り物を作るだけでいい。

アインシュタインの予想が正しければ、この乗り物に乗った者は、結果的に未来に行くことができる。ただし、その乗り物が光速に近づけば近づくほど質量が増すはずだから、今の人類の次の次の次の次の次に現れる生命体程度では、とてもこの法則を破る機械を作ることは無理だろうし、ましてやその乗り物に生命体が乗ることなど、ほとんど不可能だろう。


ただし、これは人レベルの話だ。電子あるいは素粒子レベルになれば、時間が延びたり縮んだりは不思議なことではあるまい。霧箱実験だかで、素粒子の寿命が伸びる、つまり時間が変化することはよく知られている。


タイムマシーンを頭で作るには、亜光速の乗り物を作らなくても可能だ。

これにはいろいろあるが、代表的なものを挙げてみよう。


ひとつは、ブラックホールとホワイトホールを利用するものだ。あるいはブラックホール近くの時空間の歪みを利用するものだ。
が、これまた、銀河系にいる生命体、いな、太陽でさえ無理な旅行方法だ。
この方法では、太陽のようなちゃちな天体は蒸発してしまう。


4次元世界の者なら、この宇宙の時空旅行はいとも簡単にできるだろうが、我々は3次元に住んでいるから、これは端から無理な相談。






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力ある霊能者とかは、過去未来に自由に行き来できるらしいが、それなら自動車や飛行機に乗る必要はない(空間移動は時間移動よりはるかに、はるかに、はるかに、はるかに、はるかにはるかにはるかにはるかにはるかにはるかにはるかにはるかにはるかに易しい)はずなのに、なぜか黒塗りの高級車に乗っていたりする。



あれは、タイムトラベラーではなく、トラベラーズチェッカーにちがいない。





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