児玉龍彦氏 衆議院厚生労働委員会20110727 しま爺意訳 ☆追記あり | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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昨日、児玉龍彦氏の昨年7月厚生労働委員会での意見に、深く感動したことを書いた。

ただ、一部内容はやや専門的と思われる言葉も出てきたため、あるいは理解できない場合もあったのではないかと思い、分かりづらかったと考えられる部分をピックアップし、私流ではあるが補足説明を交え意訳してみた。


①国が行っている小中学生の強制避難は、完全なる間違いだ。


放射線量の比較的低い相馬海岸部から、1日100万円をかけ、むしろ放射線量の高い場所に移動させている。さらに、この強制避難に合致する場合だけ補償対象としている。
すぐに止めるべきだ。




②国会は現在の緊急事態に対応しようとしていない。
例えば私(児玉氏)は、ある物質をドラム缶に詰めて移動している。これは明らかな法律違反だ。
しかし、そうしないと日本の子どもたち、人々を守れない。
私は法律違反をしている。
しかし、災害をほっておいて何もしないのは、国の怠慢以外の何物でもない。




③ガンの発生するのは、今日明日の話ではない。
例えば、チェルノブイリのケースでは、2、30年かけてガン発生が顕著になってきている。
ただちに問題はないなどと悠長なことを言う人もいるが、科学知識がないか逃げている。
国の責任問題だ。


④内部被曝に最も影響を与えるものの測定機器はおろか、そうしたことをしようという意識が全く感じられない。現在の日本の技術を持ってすれば可能なことを、つまらぬ縄で縛り機能させようとしない。そればかりか、裏で復興に関わる利権が動きはじめているのを感じる。

本当に人を助けようとしているのか!




⑤地球上の生物には遺伝子という、その生物の特徴を決める式のようなものがある。

この式は、帯のようなものに書かれている。
普段はこの式が二本に絡みあい、さらによじれているからたいへん強い。

外から多少の攻撃を受けても、自動修復したりする。
ところが、受精、つまり赤ちゃんができるときには、この帯がほぐれて、一本に、さらに半分になりわずかの攻撃でダメージを受ける。このダメージは一生、いや次の世代にも引き継がれていく。
また、成長期の子どもたちも似たり寄ったりである。
こうしたことを考えずに、“ただちに問題はない”などと言っている。


国は何をしているんだ!


以上!





こうした内容を報道しないマスコミは、やはり電波枕芸者と呼ばれても仕方ない。


いや、そんなたとえは芸者さんに失礼だろう。


泥棒以上だろうな。






追記

原発事故があってすぐにコンピュータは、かなり正しい危険地域を予測していた。
にも拘らず、情報隠ぺいだけでも重罪だが、敢えて危険地域への子どもたちの移動を指示した。

これは殺人罪または、殺人教唆だろうな。
と、法の素人は思うのだ。