よっ!2代目。我が家近くで見られるイチヤクソウは1体だけだった。 数年後には絶滅危惧種の指定をうけるであろうこの植物は、真冬でも緑の葉を付けている。 イチヤクソウとは、体すべてが薬になるということで名付けられたらしい。 多少葉が弱っているが、なんとかこの冬も耐えてほしいところだ。 と、少し離れたところに小さな葉があるのに気づいた。 葉が折れてしまったのかと思ってよく見ると、なんと別の個体である。 よっ!2代目。 しっかり生きろよ。 初めての冬を迎えるその小さな一葉に、私は声をかけてやりたくなった。