変な話なのだ。
今まではずっと、どこそこの米はなんとかベクレル、どこそこのキノコはなんとかベクレルとかいう表現をしてきました。
が、どうして柏市で発見されたとかいう高い放射線量の報道は、この事件(事故ともいうのかな)が出始めた頃のシーベルトという表現に戻ったのでしょうか?
以前、何度か書いてますよね。
紙飛行機100機では、100ベクレル。しかしミサイル搭載ステルスは、なんと0ベクレル。
これと関係あるでしょうね。
と、素人爺さんは思ったのでした。
1台5万とか50万とかいうおもちゃでは、紙飛行機のおよその数(すごーく、すごーくおよその数)は計れても、ステルスは無視のでしょうね。
これは感度がいいとか悪いとかという話ではないはずですが、ニュースと呼ばれるものでは、《感度のせい》ということになるのでしょう。
なぜ、ベクレルではなくシーベルトになったのか?
考えると、なかなか奧深いものがある気がします。
何度も書いてますが、ベクレル数が高いの低いので騒ぐこと自体、すごく変なことだなあと思っています。
まあ、本質を考えさせないで表面的なものだけで国民を右往左往させるには、かなり効果的でしょうね。
さらに、今回みたいにシーベルトを持ってくる。
おそらく大多数の日本人は(あるいは人間は)、シーベルトやらベクレル、あるいはグレイとか言われてもなんだか分からないから、とにかく数値が高ければ、さあ大変だ!になるし、またそういう教育を毎日毎日、テレビなどで流し続けてるのではないでしょうか。
あの『ただちには影響がありません』発表以来、血圧が上がるし疲れるから、テレビはほとんど見てもいないで、かようなことを言うのはよくないことではありますが。
毎日聞かされているから、中身などは考えなくなる。
敵機襲来!
と、飛行機の数の報道にばかり力を入れ、爆撃機なのか紙飛行機なのかは教えないし、へたすると報道している清書エキスパートのマスコミの一部も考えないし、知らないのかも知れない。
愚民化するうちに、それを実行する方もアホちゃんになっていた。
そんなところでしょうか。
メダカを1000匹漁ったから大漁だ!、本マグロ1匹だけしか獲れずに悲惨な結果。
そんな報道の仕方に似ている。
違うのは、メダカとマグロのように、違いが一目瞭然ではなく、シャボン玉の天ぷら料理とドライアイスの30年ものウィスキーの食べ比べくらい想像しにくい世界の話だ、ということでしょうね。
さて、マスコミさんはニュースと名付けたマンガ教育で、どんな報道をするのやら。