秋の山道 20111010の記録 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
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近場の平地山に入る。


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ふと、違和感を感じた。何かが違う。
しばらくして、私はそれが、葉の色であることに気づいた。枝についている葉も、また落ち葉もくすんでいる。 落ち葉は、紅葉してから落ちたのではない。枯れてしまっているのである。


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そんな林の中でムラサキシキブを見つけた。都会や屋敷で見るもののほとんどが、濃いムラサキで実がぎっしりついたコムラサキになってしまい、この質素なムラサキシキブはずいぶんと少なくなっている。


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東京でも、皇居売店の喫煙所付近にはムラサキシキブがあるが、それを除き23区では見たことがない。
植木屋や花屋で売っているものも、ほぼ100%コムラサキだろう。

しばらく歩いて、次の林にはヤマハッカが咲いていた。

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その足元には、艶やかな紫の花を咲かせたマメ科植物。
これは園芸品が根付いてしまったか、帰化植物が侵入してきたかであり、おそらく日本古来のものではないだろうな、などとその色から推量した。

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林の縁は、ビールでお馴染みのホップ。
ではなく、その近縁種であるカナムグラが生い茂っている。

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人家近くには、ヤマブドウがたわわに稔っているが、口にする者はいない。
いや、一人じいさんが一粒口に入れたくらいだ。


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河原に出ると、数千個のノブドウが生い茂る秘密の場所に出る。

昨日もアップしたように、この画面に写っているものだけでも、千個近いかも知れない。


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この秘密基地にほど近いお寺には、野山とは少し違った秋が顔を出していた。


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今回は残念ながら、アオツヅラフジ(昨年撮影)を見つけることはできなかった。



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色のバラエティーという観点ではノブドウに勝るものは思いつかないが、色合いの素晴らしさで見ると、このアオツヅラフジあたりはトップクラスだと思う。