意見相違
週末に相方が帰宅して、
イギリスの両親に結婚記念日のお祝いの電話をした。
相方はクリスマスの事を話したら、お母さんが昨年同様、
私達をリバプールに旅行しろと招待してくれた。
そこで或る事を思い出した。
昨年末、相方の母のアイデアで相方の故郷リバプールに、
1泊の予定で出掛けた。
その時の宿はお母さんの定宿を勧められ、
支払いも母名義のカードで済んでいた。
あちこち見回ってホテルに着いたのは夜の9時頃。
とても美味しくて安い中華にありつけた私達は、
リバプール観光にとても満足していた。
しかしチェックインの時、問題発生。
決済が済んでいる筈の予約は未決済で、
万一時のキャンセル料が取られているだけだった。
重複払いになっては困るので何度も確認して貰ったが、
結局私達のカードを使う事になった。
それだけなら未だしも、通された部屋は砂糖まみれで、
掃除が行き届いてなかった。
私は相方に部屋を換えて貰うよう、話すと言った。
しかし相方は同意どころか、
言っても仕方ないといった考えで、反対された。
何処のどんなホテルに行っても、
「代金は、きれいな部屋を提供する為の費用」というのが、
私の基本的な考え。
だけど相方はホテルに何も言わず、
もう2度と使わないと言うのが英国式だと言った。
確かにここは英国、私は日本人。
郷に入れば郷に従えだ。納得出来ないが従った。
相方との意見の相違の理由で、こういった国民性の違いもある。
だけど明確に言えるのは、この国民性のお陰で、
得られる筈の権利や利益を手にしてないという事だ。
諦めがいいと言えば聞こえはいいが、
別の言い方をすれば、バカなのだ。確実に損をしている。
そして何事に関しても「改善」と言う事には消極的。
伝統維持は強力に推進するが、新しい物には眼もくれない。
国民性としての旧態依然とする物を維持するのは構わない。
しかし、世界は刻々と動いているのだ。
価値観も取り巻く状況も日々進化・変化を為している。
英国に住もうが、住むまいが、
これ程迄に進化したITの世の中で生きていくなら、
それに見合う価値観が必要になる。
国家主導で、かつてのサッチャーよろしく、
国家元首はどんどん意識変化を誘導せねばならないし、
個々の国民の権利や得られる筈の利益を強く守らねばならない。
今のイギリスに必要なのは、アメリカの犬ではなく、
第2の「鉄の女」かも知れない。
ウチにも鉄の女が欲しいが、サッチャーは要らない。
だって、見た目以上にキツそうだから...。
そして、今月中にリバプールに行く際の宿を探さねばと思った。
ハァ~。
英国風に慣れるのは、何時になるだろう...。