N e w  Y o r k B l o w -NYでもタコ焼きを焼く英国人へ- -437ページ目

ターミナル


まだ日本では公開されて無いのかなぁ。
映画会社の友人がクリスマスに当てると言っていたので、
そろそろ試写会の応募が開始されてるかもしれません。

この映画は今年の正月過ぎに公開されました。
巨匠(?!)スピルバーグの新作と持て囃され、
映画ランキング1位は間違いなしとの下馬評も。
そしていざ公開されたは良いけど、
コメディでお馴染みのダークホース、
ベン・スティーラーの新作にとってやられた。

ベン・スティーラーの映画「ドッジ・ボール」(後日紹介予定)は、
単なるラッキーで1位になれた訳じゃなかった。
その証拠に、ドッジ・ボールがこのマンハッタンで大流行♪
市内各所でドッジ・ボール練習、大会が開かれている。
ま、確かにこっちの方が面白さは格段に上。
さてこの負けてしまったターミナル、
負けるナリには理由があった。

東欧の小国からNY目指して旅立ったビクターは、
空港でアメリカへの門戸を閉ざされてしまう。
彼がNYへ向かう空の上で母国は軍事クーデターで政権が逆転。
その為アメリカへ着いた途端パスポートは無効になった為即没収、
国交が無い状態に陥り入国許可が下りなくなった。

もし日本人が何らかの理由で上陸拒否にあった場合、
(拒否理由は犯罪がらみとは限らない)
空港での「お泊り」をしてから送り返される。
勿論泊まるのは空港内の中でも「未上陸」とされるエリア。
パスポートに上陸スタンプを押される事なくお帰りぃ~。

しかし彼の場合はクーデターのせいで帰国便が無いどころか、
アメリカからも出国出来ないという法の狭間に立たされる。
要するに彼が空港から出て何かをしようとするには、
何をおいてもパスポートが必要なのだ。
それもアメリカと国交のある国のパスポート。

異国人では有るが自国へは帰れず、
かといって米国内への入国も出来ないビクターは、
空港のあるターミナルで寝泊りする事になった。
小銭を稼ぐ方法を見つけた事に始まり、
9ヶ月後の母国の政権が安定し漸く開放され、
NYに来た目的を遂げようとする。

しかし、この映画は致命的なミスを犯している。
9ヶ月もの間彼を描くのに前半から後半初めに掛けて、
主人公がNYへ来た理由を殆ど描いて無いのだ。
だから最後に繰り広げられる彼の悲しみを共有出来ないのだ。
当然感じても「感動」「共感」等には程遠いお粗末な物だ。

で、俺っちの感想...
別に大金払ってまでトムやキャスリンを使う必要はない。
ちょっと強面だけどベニチオ・デル・トロ(21g)とか、
貧相に見せたいならイギリス俳優の
リス・イファンス(ノッティングヒルの恋人)がマシだ。
綺麗所のキャスリンの代役は綺麗なら誰でもOK!
それ程重要な役ではないからだ。

そうすれば、もっともっとギャラを抑える事が出来る。
その分燻し銀の脇役を配置する事が出来ると同時に、
うーーーーーーーーーーーんと制作費を抑える事が出来る。
そしてもっと良い脚本を書く脚本家を雇える。

ま、「世界の」スピルバーグは資金源も豊富だろうから、
そんな事お構いなしだろうけどね♪
製作時に金を湯水のように使える人は、いいねぇ~。
俺っちは余る程金を持ってないので、
今回のこの映画、500円。

この500円の内訳は、脇役にとても恵まれた事。
この俳優達の選択は正しかった。
飯をタダで食わせてくれるデリバリーの男、
実は心優しいインド人(何と85歳!!)、
気難しそうな入管の女性職員、
どれも愛すべきキャラクターを醸し出している。
その彼らに主役達は大いに助けられている。
(一押しは、ズル剥けハゲの入管局長・フランク
 Shall We Danceでも竹中直人役を熱演)

最後にもう1年近く前の映画の感想書くのって、
結構難しかったんで50円値引きして、
急遽、450円に値下げします。
ま、キムタクの「2046」より、
かなりマシな映画だという事だけは、保証します。
でも返金には応じませんので、アシカラズ。


The Terminal/日本語サイト


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